ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年の筆者が、これまでの経験から、メルカリで売れやすくなるために付けると良いキーワードを解説していきます。
「レア」や「限定」は確かにキーワードになるけれど
メルカリが普及する前、筆者が不用品を売るのは「ヤフオク!」が中心でした。今から10年ほど前になりますが、当時は「レア」や「限定」が強いキーワードだったと記憶しています。今ほどは個人間取引が活発ではなく出品数も少なかったので、「レア」「限定」が付くと価値がある商品のように感じました。でも今は商品の数が多くなり、それに比例して「レア」「限定」を付ける商品の数も増えました。レアや限定商品は、数が少ないから価値があるのですが、出品される商品が多くなっては珍しさがなくなり、価値が下がってしまったように筆者は感じています。
でも、以前と変わらずに強いキーワードは存在します。それが「美品」「セール」です。
「美品」が人気の理由
「美品」は、中古だけれど状態が良い商品に使います。商品を探している人は、少しでもコンディションが整った商品を買いたいと思っています。それならば新品や新品同様を狙えばいいのですが、そうなると価格が高くなりがち。美品は中古品になるので、少しばかり使用感があるかもしれませんが、逆に考えると、新品ではないから価格も抑えられているということで、状態が良いものを安く買えるメリットもあります。
「セール」は「今買わないと!」と思わせることができる
「週末セール」や「ナイトセール」などの期間を区切ったセールの場合、今がお買い得のタイミングとユーザーに知らせることができます。例えば、「週末限定のセールなので、月曜日には価格を戻します」と書いてあると、今が買いのチャンスと強く印象付けることができます。しかもお買い得の情報だけではなく、他の人に買われてしまうかも!?という焦りをユーザーに与えることができるのです。メルカリは早い者勝ちなので、他の人に買われてしまったら自分は買うことができません。そのような悶々とした不安が購入ボタンを押させるケースもあります。
商品と関係のないワードはNG
メルカリでキーワード検索をした場合、商品説明からもキーワードを拾ってくれます。そのためここにもキーワードを入れたいところです。例えば黒の洋服を出品する時、「黒」と「ブラック」を入れるのはいいでしょう。でも関係ないワードを入れると商品が削除されてしまうことがあります。例えばユニクロのTシャツを出品する時に他のブランド名を羅列させたりすると、削除対象になる恐れがあります。関係性が深いワードにとどめましょう。
商品の状態や購入場所などを書くと印象がいい
購入につながるかどうかは、キーワードだけではなく、商品説明文にも関係してきます。商品の状態や使用回数、購入場所などを書いておくと丁寧な印象になります。洋服の場合、サイズの明記も必要かというと、着丈○cmなどの詳しい情報はそれほど必要ないと思っています。筆者の場合、着用した印象を記載しています。
例えば「身長160cm、標準体型の女性で、お尻が隠れるくらいの丈です」という内容です。もしかしたらさらに詳しく知りたいユーザーから質問がくるかもしれませんが、今のところ筆者はこの方法で質問を受けることはほとんどありません。
ただ、パンツやスカートに関しては、長さを知りたいと思うユーザーは多いでしょう。もし自分が購入するとしたら丈の長さは重要になってくるからです。パンツの場合はウエストや股下、スカートの場合は丈を測っておくとよさそうです。ちなみに、筆者はスカートを出品した時に裏地があるかどうかの質問を受けたことがあるので、それ以来裏地の有無も書くようにしています。
スマホやタブレットの場合、詳細を書いた方が好印象
スマホやタブレット、パソコンなどの電子機器の場合には、スペックなど詳細が書かれていた方が安心という声をよく聞きます。値段が比較的高いということもありますが、真面目な出品者という印象があるようです。つまり、商品説明に嘘は書かないし、ダメージをちゃんとチェックしてくれる、梱包も丁寧というイメージです。商品によっては商品説明がダラダラと長くなると読むのが面倒になってしまうこともあるのですが、スマホやタブレットなど詳しい内容を知りたい商品の場合には、さらっとした説明では購入につながりにくいということです。
メルカリではキーワードを上手に使ったり商品説明を丁寧に書いたりすることで、商品が売れやすくなります。最初は面倒に感じるかもしれませんから、できる範囲で始めてみましょう。