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留学斡旋サービスでトラブルが増加しています 留学のトラブルを防ぐために(2ページ目)

国民生活センターによると留学等斡旋サービスのトラブルが増加傾向にあるそうです。どのようなトラブルがあるのでしょうか?また、トラブルを防ぐためにはどのようにすればいいのでしょうか?

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

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留学トラブルの原因が「期待と現実のギャップ」という場合も!

サービスの質(内容)のトラブル

サービスの質(内容)のトラブルは次のようなケースが考えられます。
 1)学校の内容(環境やプログラムなど)が事前に聞いていた内容と違う!
 2)現地サポートの内容が事前に聞いていた内容と違う!
 3)ホームステイが良くない!

その中で1と2に関しては、内容が全く異なっているケースと留学希望者の考えていたイメージと異なっているケースがあります。内容が全く異なっているのは問題ですから、それは合ってはならないことですが、学校の情報などはある程度データで判断できる部分もありますから、留学斡旋業者や留学アドバイザーから得た情報だけでなく、自分自身でもチェックする必要があります。例えば、間違いが起こらない情報としては学校の住所、連絡先などのほか、学校のホームページやパンフレットを見れば載っているプログラムの内容やクラスサイズ、時間割などでしょうか。

「留学希望者の考えていたイメージと異なっている」ケースというのは、語学留学などで言われる「日本人の割合」などが考えられます。例えば、学校全体では日本人の割合が30%だとしても、日本人が集まりやすいレベル(中の下から中レベル)では50%以上かもしれません。留学前に30%と聞いていたから、10人中3人が日本人かなと思っていたら、クラスに入ってみて10人中6~7人が日本人だったというのはこういうケースです。その場合、レベルが上がって上のクラスに行けば、日本人の割合が10%や20%になるかもしれません。

逆に日本人が少なくても、特定の国からたくさんの留学生が来ていて、どうもそのグループとうまく関係が築けないということもあるかもしれませんし、また、レベルの高い素晴らしい学校だと聞いて留学したのに、自分のクラスの先生はどうも嫌な感じの人だったということもあります。

日本の高校や大学に入ったときのことを思い出してください。受験する前に親や友達と一緒に学校見学に行きましたよね?でも、そのときにいいなぁと思っても、実際に入学してみたらイメージと違っていたなんてことありませんか?結局、留学も同じですが、パンフレットや学校の校舎などではなく、クラスの先生がどういう人なのか、クラスメイトがどういう人達なのかで、学校生活(留学生活)は大きく変わってきます。自分で手続きをしようが、人に任せようが、最後は現地に行ってみないと分からないというところは絶対にあると思います。ましてや、留学の場合、言葉だけでなく習慣も考え方も価値観も全く違う国に行き、そして、いろいろな国から来ている人達と一緒に勉強するのですから、イメージ通りという方が無理なのかもしれません。

では、次のページではホームステイが良くない!という点を考えてみましょう>>
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