映画学校設立・映画制作についての想い
映画制作を実践で学ぶ! |
私が『レッド・オクトーバーを追え!』のエグゼクティブ・プロデューサーだった際、友達や親戚から映画制作者になりたい彼らの子供たちの仕事を頼まれました。そして、その際「それだったら映画学校に行けばいい」と答えたのですが、彼らの意見は、4年間もそして10万ドルも学校になんか使いたくないということでした。でも、もし私が仕事を与えられたとしても、彼らに出来る仕事はコーヒーを作ったり、交通整理をするだけです。
そこで、私は彼らに対して「3日下さい。私が映画制作のABCを教えましょう。」と答えたのです。私は多くの方の助けを得ながら、脚本、制作、撮影、編集などのワークショップを作りました。そして、それらはこれまでの学校で教えるやり方とは全く違っていたんです。だからこそ、スティーブン・スピルバークやその他有名な映画制作者が彼らの子供たちをこの学校に入学させていると思います。
あなたが評価する企画、脚本には何が必要でしょうか?
映画制作を理解するうえで最も大切なことは、ストーリーがすべてだということです。素晴らしいストーリーなくしては素晴らしい映画は決して作れません。
映画を学びたい人へのメッセージ
現在、学校で学んでいる生徒さん達に最も学んで欲しいことは何ですか?ストーリーが重要なのは話したとおりですが、次に大切なポイントは映画制作はただカメラを回せばできるわけではないということです。映画作りは、分析、準備、コラボレーション、想像力、創意工夫などの結晶なのです。カメラは道具にしか過ぎません。道具の使い方は誰でも教えることができますが、それをどう使うかを教えることはとても難しいのです。この学校には素晴らしい先生方がいますので、彼らから得られるものはとても大きいと思います。
映画を学びたい日本の若者にひとことお願いします
役者や映画制作者として成功するための法則というものはありません。成功するために必要なものは、情熱、情熱、情熱、そして、才能、才能、才能です。それと何よりも運が大切です。