どのように留学をプランニングするか?
では、どのように自分にとってベストな留学プランを考えていけばよいのでしょうか?そのためには、今現在(留学前)の自分自身のポジションを確認する必要があります。「学歴」「職歴」「語学力」「スキル」「知識」「資格」など、バックグランドの棚卸です。そして、次に「将来なりたい自分のイメージ」を考えます。
そうすると、「将来の自分」-「今の自分」=「留学で得たい(得なければならない)内容」というものがなんとなく分かってきます。それと、自分が留学にかけられる期間や予算を考慮に入れれば、どのような留学にすればいいかが自ずと見えてくるのではないでしょうか。
例えば、留学期間が短いのに、「語学力もアップさせたい、専門知識も身につけたい、インターンシップもしてみたい!」なんて難しいかもしれません。
その場合、「自分にとって何が一番大切なのか」を、もっと直接的に言ってしまえば、「留学をすることで何が一番欲しいのか」を考えていきましょう。とにかく一番欲しいものが「語学力」だということであれば、まずは語学留学ということになるでしょうし、「働く体験」ということであればインターンシップでしょう。あるいは、「ちょっと海外に住んでみたかった」ということであれば、それはワーキングホリデーでもロングステイでも、あるいはボランティアでもいいかもしれません。
留学は将来の人生への投資と言えます。留学後に大きなリターンを得るためには、留学によって何を得たいのかをぜひ事前に考えてください。リターンを考えるときに考慮に入れたいのは、社会(市場)の評価です。こういう勉強や経験をしてきたらいいのではないかと何となく考えて留学しても、日本に戻ってきて、その成果がほとんど評価されないというのでは悲しすぎます。留学によって得てくるものを社会の誰が求めているのか、その市場価値を考えることも大切です。
と同時に、留学はただ単にキャリアアップ(チェンジ)のためというだけではありません。漠然とした海外への憧れを実現させる手段であるかもしれませんし、将来を考えるために留学するということもあると思います。ですから、あとは自分自身の人生設計の中で何が重要なポイントかを考えて、留学のプランニングをしていけばよいと思います。
ぜひ、素晴らしい留学をしてください!
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