今月はイケメン俳優が数多く出演する『東リベ(東京リベンジャーズ)』や人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のアニメ映画もあり、楽しい春映画がそろいました!
1:『ザ・ホエール』(2023年4月7日公開)
恋人のアランを失ったショックで過食に走り、272kgの巨体になったチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。死期を悟り、余命5日になったとき、彼はかつて捨てた娘との関係を修復したいと願うのですが……という物語。素晴らしい演技で第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザー。最後の力を振り絞って娘と向き合う姿が胸に迫ります。チャーリーの行動は身勝手だし、対する娘もこじらせ女子に成長しているので、ぶつかり合いは壮絶。しかし、ダメな父とダメな娘だからこそ、ただの感動作に終わらない。見応えがある作品です。
監督:ダーレン・アロノフスキー
2:『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年4月14日公開)
東京・八丈島近海に建設された海洋施設に世界各国の優秀なエンジニアが集合していました。同じ頃、ドイツでは黒ずくめの組織のジンがある人物を殺害。海洋施設とドイツの事件の関連をにらんだコナンは海洋施設に潜り込んで情報を得ようとします。そのとき、エンジニアの女性が黒ずくめの組織に誘拐されるという事件が発生するのです!次々と不吉なことが起こる中、コナンは持ち前の頭脳と行動力で推理を展開。海洋施設は密室状態、閉ざされた空間ゆえにスリリング、かつ黒ずくめの組織のジンも手強い。ハラハラさせられますよ!
監督:立川譲
3:『ヴィレッジ』(2023年4月21日公開)
のどかで美しい霞門村にあるゴミ処理場で働く優(横浜流星)は、父親が起こした事件によって村の人々から差別に遭い、冷たく扱われていました。しかし、幼馴染の美咲(黒木華)が帰郷してから新たな部署に配属され、人生が好転したと思ったのですが……。閉鎖的な村社会で生きる主人公。どん底に突き落とされ、救われ、またどん底に落とされる人生を歩む優を横浜流星が熱演。『新聞記者』(2019)などの藤井道人監督が、村社会の闇など、負の遺産と主人公を対峙させ「乗り越えろ」と力強いメッセージを発信しています。村伝統の「能」の世界が村人たちの業を炙り出し、美しく怪しくスクリーンを彩っています。
監督:藤井道人
4:『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』(『運命』2023年4月21日/『決戦』2023年6月30日公開)
大ヒットした『東京リベジャーズ』の続編『血のハロウィン編』が登場。本作は2部に分かれており、4月と6月に公開されます。本作は過去に遡り、東京卍會結成の秘密や悲しい事件を描く一方、タケミチ(北村匠海)が最愛のヒナタ(今田美桜)を救うために闘うという2つの要素が絡み合った作品になっています。
前作から引き続き出演している北村匠海、吉沢亮、山田裕貴らに加え、永山絢斗、高杉真宙、村上虹郎が出演。イケメン度がアップした『東リベ2』をお楽しみください!
監督:英勉
5:『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年4月28日公開)
任天堂と『ミニオン』シリーズなどのイルミネーションがタッグを組んで『スーパーマリオブラザーズ』の世界をアニメーション映画化!
引き離されてしまったマリオとルイージ。その裏で暗躍するのはキノコ王国を滅ぼそうと企むクッパ軍団。マリオブラザーズVSクッパの戦いに、ピーチ姫、ドンキーコング、キノピオ、ヨッシーなど人気キャラが参戦し、かわくて華やかでエキサイティングなマリオワールドが展開されます。ゲームでお馴染みの景色がスクリーンで展開されるなんて夢のようです。
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
他、もう1作品、おすすめしたい映画がありまして……。
ベン・アフレック監督、マット・デイモン主演映画『AIR/エア』(2023年4月7日公開)
経営難だったナイキを救ったバッシュ、エア・ジョーダンの誕生物語。ナイキがマイケル・ジョーダンと契約するまでの困難を描いた実話の映画化で、めちゃくちゃ面白かったです! この映画をプラス1として入れさせていただきます。