人間関係

慌てて駆けつけた小学校で…夫は見た!家では穏やかで完璧な妻の「すさまじい罵倒」

予期せず妻の「裏の顔」を見てしまったとき、夫は何を思うのか。結婚14年の妻が、家の外では「危険人物」扱いされていることを知った40歳男性の経験談。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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「長年一緒にいるのに妻の気持ちがわからない」と嘆く40代、50代のベテラン夫たちがいる。わかろうとしてこなかったのか、わかったつもりでいたのかは、お互いさまだろう。妻の裏の顔を見たとき、夫たちは何を思うのか。

家族に対しては「完璧」な妻、母

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結婚して14年、12歳と10歳の子がいるタクロウさん(45歳)。1歳年下の妻のミエさんはパートをしながら、家事育児もそつなくこなしてきた。

「僕や子どもたちはスーパーママと呼んでいるくらい。完璧なんですよ。いつも、そんなに頑張らなくていいよ、たまにはデリバリーでもとろうよと言うんですが、週末、どこかにみんなで遊びに行っても帰宅して手作り料理を出してくれる」

タクロウさんは、以前から少し心配していた。ミエさんが完璧を目指しすぎるからだ。子どもたちにもそれを押しつける傾向がなきにしもあらずだった。

「長男はスポーツ万能ですが、勉強が嫌い。まあ、人並みであればいいんじゃないのと僕は思っているけど、妻は『努力が足りない』と言う。ただ、妻は子どもをガミガミ怒るタイプではないんです。もうちょっと努力しようよと少しずつ子どもの背中を押していく。でもきっと彼女の中ではストレスがたまっているのではないかと感じていました」

妻のストレスは、たまに家の中でも表れていた。子どもたちが言うことを聞かなかったり、タクロウさんが子どもたちとふざけていて、「早くお風呂に入って」という妻の言葉を無視したりしたとき、妻は意味不明の「キーッ」という叫び声を上げるのだ。

「ママの『キーッはヤバい』と子どもたちは言っていました。ごくまれにですが、そういう声を上げる。そのときは言葉が続かないんですよ。叫ぶだけ。それが妙に怖くてね。すぐにいつもの穏やかな妻に戻るんです。自分でも妙な叫び声を上げたことに気づいていないのかもしれないという感じ。だからこそストレスマックスになっているのではないかと思っていた」

週末、たまには友人に会ったりしてゆっくりしておいでよと促すこともあったが、ミエさんは、惣菜を作り置きしなくちゃとか、いつもはできない窓拭きをしなくちゃとか、常に家のことを優先させる。そんなのは今度やればいいと言うと、「いいのよ、私がやりたくてやっているんだから」とあしらわれた。

>慌てて駆けつけた学校に、すさまじい妻の姿
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