会社都合で退職して、失業手当をもらっています。再就職手当は失業手当の残り何カ月あれば、もらえますか？

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、再就職手当についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q：再就職手当は失業手当が残り何カ月あれば、もらえますか？

「会社都合で退職して、3カ月前から失業手当をもらっています。再就職手当は失業手当が残り何カ月あれば、もらえますか？」（ナンクルナイサ～さん）

A：基本手当（失業等給付）の支給残日数が3分の1以上なら再就職手当が支給されます

相談者「ナンクルナイサ～」さんは、会社都合で退職し、基本手当（失業等給付）を受給しているとのこと。

再就職手当とは、基本手当（失業等給付）の支給残日数を3分の1以上残したまま、再就職した場合に支給されます。3分の2以上残っていれば基本手当の支給残日数の70％の金額、3分の1以上の期間が残っていれば基本手当の支給残日数の60％の金額が支給されます。 たとえば、会社都合で退職し、90日間の基本手当（失業等給付）を受給できる場合、待期期間である7日を過ぎた後、基本手当（失業等給付）の支給日数を30日以上残して再就職した場合にもらえるということです。

ただし再就職手当は、再就職先が前職の関連会社だったり、前職に就いていた時に次の就職先が決まるなど、失業状態になっていない場合は支給されません。基本手当（失業等給付）の支給残日数以外にも、再就職手当の支給要件をきちんと確認しておきましょう。

●参考
再就職手当：https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/saishuushokuteate.pdf

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