人間関係

正月の義実家で大騒動!自称“幸せな人種”のエリート義兄が最低最悪の「体型批判」で私を責めた

「身内で子どもがいないのはうちだけ」でも、それは夫婦間で納得していればいいだけのこと。それでも、親族が大集合する場ともなるとそれぞれの事情が絡み合い、大騒動に発展することも。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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子どもの有無は、それぞれの夫婦が決めればいいこと。できない場合も、どうするか夫婦だけで話し合えばいいのだが、いろいろな事情が絡み合って、そう簡単に子どもがいなくてもいいとは言い切れないようだ。

私の夫は3兄弟の末っ子

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「うちの夫は男ばかりの兄弟の末っ子。夫が言うには、長男も次男も子どものころから優秀で、やんちゃで勉強嫌いの夫はいつも家族にからかわれていたそうです。ただ本人は明るいし、自分の技術を活かして仕事をしているし、私は義兄たちの妻よりずっと幸せだと思っているんです」

5年前に同い年の彼と結婚したヒナさん(38歳)。ただ、結婚して想定外だったのは子どもができなかったことだ。

「義母は私に問題があると思い込んでいたようですが、夫婦で検査した結果、原因は夫。夫は落ち込んでいたけど、『私は子どもがほしくて結婚したわけじゃない。あなたと一緒に人生を歩みたかった』と言ったら、涙を流してくれました。義母にはそのことを知らせていません。ただ、毎年、お正月には義実家に全員集合するんですよ。ここ2年はコロナの影響でパスできたんだけど、今年は集合せよと言われまして」

学者である義長兄の長男は有名私立中学校に通い、医師の義次兄の長女は有名私立小学校に在籍。義父は医師、義母は学者という一家なのだ。

ところが兄たちの妻はそれぞれ有名大学を出ているものの、現在は専業主婦。

「どうして義兄たちが仕事を続けたいと思っている女性を妻に選ばなかったのか不思議ですよね。夫に言わせると『兄貴たちは結局、母親に甘えたかったんだよ。だから今は妻に甘えている。それなのにふたりとも外で浮気してるよ』と。義姉たちもそれはわかっているけど、離婚したら経済的にやっていけないので浮気は見て見ぬふりをしているんでしょう。『ああいう結婚がいいとは思えないけどね』と夫。私もそう思いますが、元日に集まったときは、『みんな元気でゆとりのある生活を送れている。僕らは幸せな人種なんだ』と長兄が挨拶したので、目が点になりました」

義父母も一瞬、目を合わせていたが、そこはスルーすると決めたよう。次兄も「子どもたちが元気で優秀でうれしい」と胸を張った。

「うちの夫は、『みんなそれぞれ生きたいように生きていければいいんじゃないかと思ってる』と言いました。義父母もやっと微笑んでくれた。義父母は案外、末っ子の夫の味方なんですよ。義兄たちは、自分たちよりダメな弟が親に愛されているのを不快に思っているんでしょう」

もちろん、ヒナさん夫婦にも義兄たちの刃が向けられた。

>正月早々、NGワード連発の義兄にキレた
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