
年を重ねてもすてきな人には、「品性」があります。
その品性は、見た目や立ち居振る舞いだけでなく、人生において「何を大切にし、何を選ぶか」という日々の選択にも表れるものです。
では、「品のいい女性」は何を選び、何を選ばないのでしょうか。今回は、品のいい女性があえて「捨てるもの・選択しないもの」を5つ紹介します。
目次
1:人脈作りのためだけの人間関係
品のある人は、「心が通じ合える相手」との思いやりのある人間関係を大切にします。だから、「誰と知り合いかで、自分の価値を証明しようとする」なんてことはしません。
「肩書きや知名度だけで近づく人間関係」「損得勘定だけで続ける付き合い」「見栄を張り合う人との関係」には、初めから興味を持たないことが多く、もし仲のよかった相手とそんな関係に変わってしまった場合は、距離を置くことがあります。
彼女が大切にするのは「人脈の数」ではなく、「心から信頼し合えるご縁」なのです。
時間は有限なので、できれば大切な人と過ごすひとときに費やしたいもの。リスペクトし合える相手と関わると、心が刺激され、互いに磨き合えるものです。
すてきな人と関わることで、より品性が高められます。そんな人間関係を大切にしたいものですね。
2:見栄を張るだけの不用品
品のいい人は、「自分の心地よさ」を大切にすることが多いもの。だから、「見栄は張れるけど、自分には必要ないもの」は、そもそも買わない(選ばない)傾向があります。
例えば、「気に入っているわけではないのに、ブランド名だけで買ってしまったバッグや洋服」「すごいと思われたくて購入した高級時計やアクセサリー」などは、持っていないことが多いのです。
もちろん彼女は、高価なものを持たないわけではありません。自分が本当に好きで、心から大切にしたいと思えるものであれば、奮発して買うことはあります。
人に見せびらかすわけでもなく、自分の気分を上げるものを厳選して買い、大切にするのです。
3:“若さへの崇拝”と無理なダイエット
「スリム体型こそ魅力的」だという価値観が広まっていますが、心身の調子がいい体型は人それぞれ。特に、日本の中高年、40代以上の約35万人を対象にした調査によると、「標準体重よりも少し重い人が最も死亡リスクが低い」と言われています。
品のいい女性は、“スリムな体型の流行”や“若さへの崇拝”にとらわれることはありません。他人からの評価に振り回されて、自分を苦しめるようなダイエットや若作りに走ることはないのです。
目指すのは、人から「細いね」「若いね」と言われることではなく、自分らしく健康で、心地よく過ごせる体と容姿だからです。
美しさの基準は1つではありません。国や時代によっても違ってきます。自分の骨格や体質、年齢に合った健康的な美しさを大切にする人ほど、無理がなく、“自然な美しさ”が感じられます。健康的な笑顔こそ、その人の魅力を引き立てますしね。
「人の視線」ではなく、「自分の体の声」を大切にしたいものです。
4:「いいね」をもらうためだけのSNS発信
品のいい人は、「すてきなことを、人と分かち合いたい」という目的でSNSの発信をすることはありますが、「人からすごいと思われたい」「うらやましがられたい」といった承認欲求のためだけの発信は、控える傾向があります。
人からどう評価されるかよりも、「誰かの役に立つか」「読んだ人の心を豊かにできるか」をものさしにするからです。
品のいい人ほど、自己肯定感が高い傾向があり、自分の価値を他人からの評価だけに委ねないため、わざわざ人に認められようとはしないもの。
だから、「For me(自分のため)」ではなく、「For you(相手のため)」の発信ができ、読んでいる人の心にも響くメッセージとなるのです。
5:自分らしさを損なわせる「人と比べる癖」
人生に正解はありません。だから、「自分は今、正しい人生を歩んでいるのか」が分からなくなると、つい人と比べて判断してしまいがちです。
でも、“自分にとっての正解”と“他人にとっての正解”は違うし、“他人にとっての幸せ”が“自分にとっての幸せ”とは限りません。
例えば、アラフィフ世代以上の女性が20代だったころには、「若さこそが価値があり、若いうちに3高(高収入、高学歴、高身長)の男性と結婚して、かわいい子どもを産み育てることが、女の幸せ」という価値観の人が少なからずいました。
しかし、実際にそういう生き方を手に入れて幸せになった人もいれば、そうではない人もいます。人によっては、「仕事や趣味を大切にする人生」「一人の時間を充実させる人生」の方が合っていることもあるので、“幸せの形”は人によって違うのです。
自分が幸せであることを実感できない人ほど、“相手よりも優っているところ”があると安心し、「私は幸せなんだ」と自分に言い聞かせてしまう傾向があります。
でも、大切なのは「世間の基準や評価」ではなく、「自分の心からの実感」。そして、「自分は本当は何を大切にしたいのか」を知ることです。
品のある人は、「人と比べること」よりも、「自分の心の声を聞くこと」を大切にする傾向があります。だから、考えがブレることがありません。その姿勢こそが、内面からにじみ出る品性につながるのです。
「他人軸」より「自分軸」を大切に!
ここまで、「品のある人が取捨選択するもの」を5つ紹介しました。結局、これらは「他人軸」ではなく、「自分軸」を大切にしている人ができていることだと言えるでしょう。
「自分を高くみせるためだけの人間関係」「人からよく見られるために所有するもの」「人と比べることで得ようとする安心感」……これらのもので一時的に満たされた感じがしても、それだけでは「本当の心の豊かさ」にはつながりません。
品のある人は、周囲の評価を気にし過ぎず、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」という“自分自身の価値観”を大切にします。
不要なものを手放すことで、本当に大切なものが見えてくるもの。そんな内面の余裕こそが、品のよさにつながっていくのかもしれませんね。
<参考>
・「太っている人とやせている人、どっちが長生き?」(日経Gooday)







