節約&貯蓄上手な人には、判断基準があった
買い物をするとき、何かのサービスに申し込むとき、あなたはどのように決めますか? 何もかも節約したいわけではないですし、いつも安いものばかりを求めていると疲れてしまいます
上手にお金を使いながら、節約もうまく両立させている人には、節約の判断基準があります。今回は、貯蓄上手な人がやっている3つの判断基準を見ていきましょう!
やみくもに節約していると、実は効果がないかも?
判断基準1:その節約は、自分にとって「不愉快」ではないか
節約というと、あれもこれも安く買う、または買うこと自体を我慢すると思われがちです。しかし、そんな生活を続けていたら、何のために日々がんばっているのかがわからなくなってしまいます。また、ポイ活も人気ですが、ポイントのことを買い物の都度考えることが、面倒だと感じる人もいるでしょう。
まずは、自分の心に聞いてみましょう。「この節約、自分は不愉快ではない?」と。不愉快なことは、続きません。一方、お金を使うことは一生続きますので、まずは自分にとって不愉快ではない節約を選ぶことが大事です。
判断基準2:その節約は、「労力に見合った効果」があるか
例えば、いつも使っている柔軟剤が、隣町のドラッグストアで、近くのドラッグストアより50円安く買えるとします。さて、あなたは、どうするでしょうか。「隣町に用事があったついでにそのドラッグストアに寄って柔軟剤を買う」のであれば面倒ではありませんが、それだけのために忙しい中わざわざ時間をかけて買いに行ったとしても、その節約効果は50円です。
天気がよい日に、気分転換や運動を兼ねて歩いたり、自転車に乗ったりするのが楽しいということであればよいのですが、そうではなく、疲れていたり、時間がなかったりするときに、わざわざ節約のために足をのばすのは、労力に見合った節約ではないでしょう。
労力をかけずに簡単に減らせる支出かどうかは、節約の判断基準の1つになります。
判断基準3:その節約は、「ロングスパン」で考えても効果が高いか
では、次のケースではどうでしょうか。お気に入りの美容院は、ちょっと高め。別のお店でクーポンを使えば、「1回3000円安くなる」なんてことがあったとします。この場合、とにかく安さ重視!であれば、後者を選ぶ人もいるかもしれませんが、節約&貯蓄上手な人は、ここはロングスパンで考えます。
値段が高くても、自分によく似合う髪型になり、気分よく過ごせるのであれば、前者でもありというわけです。後者は、値段は安いかもしれませんが、自分でうまく整えられず、毎朝髪の毛と悪戦苦闘しているようでは安かった意味がなくなってしまいます。
「今、支払う金額が安い!」ということだけを見るのではなく、もっと長い目で見て、その節約効果を判断することが大切です。
特に「頻度が高いもの」と「金額が大きいもの」は、1年などロングスパンで考えて判断すると、支出が大きく抑えられます。
その代表格が、毎月一定額出ていく「固定費」です。スマホ代や保険料、電気代、サブスク代、習い事代などを確認してみましょう。
一度減らしてしまえば、来月も再来月も、来年も5年後も、ずっと安い状態が続いていきます。
「報われない節約」はやめよう!
ここまで読んできていただければ、節約には「報われる節約」と「報われない節約」があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。努力してもあまり効果がなく、むしろストレスばかりが溜まってしまうような節約は「報われない節約」。イライラして結局は散財につながり、よいことがありません。
ラクにできて、不要な支出が減って、すっきりするのが「報われる節約」。浮いたお金は自分が好きなことに使えるので、いいことずくめです。
そして、なお「報われない節約」を減らしたことで、将来、得られるはずの満足感や収入が一緒に削られてしまわないかにも注意。長い目で考えながら、自分のお金と気持ちのバランスをうまくとっていきたいですね。
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