食費を見直すポイントは4つ
物価が上がっていると、まず見直したくなるのが食費でしょう。食費は買い物の仕方を変えるなどして、節約していきましょう。ポイントは以下の4つとなります。【1】食費は週予算で管理
【2】ふるさと納税を積極的に活用して食費を減らす
【3】日々の食材はまとめ買いをして小分け保存
【4】市販の冷凍食品を活用
【1】食費は週予算で管理
銀行で預金を下ろすのは月に1回とし、1カ月を5週に分けて予算をたてます。
1週間の予算を立てておくことで、予算オーバーしたら翌週は抑える、といったように帳尻をあわせることができます。
【2】ふるさと納税を積極的に活用
ふるさと納税とは、自分の郷里や応援したい自治体などを選んで寄附ができる制度のことです。自治体の取り組むまちづくりや復興支援などさまざまな課題に対して、寄附金の使い道を指定できます。手続きをすれば実質、自己負担額の2000円のみで応援したい地域の名産品や宿泊券などをもらえる制度です。
【3】日々の食材はまとめ買いをして小分け保存
一見、毎日買い物をしたほうがよいと思いがちですが、使い切れない食材が出たり、食材のダブリが起こりがちです。ザックリと1週間の献立を考えて、必要な食材をまとめて購入するほうが断然ムダがありません。
食材購入したあとは、一気に下処理し、冷凍保存します。これには「食材に味が染み込みやすくなる」「キッチンでの作業が時短になる」といったメリットがあります。
筆者の場合の、小分け保存術は以下のようなものです。
《半調理しておくものの例》
自家製ワンタン
自家製餃子
下味をつけた鶏肉
豚肉を小分けにする
《下ごしらえして冷凍しておくものの例》
レモンの輪切り&くし切り
玉ねぎスライス
長ネギを刻む
白菜のざく切り
しょうがの千切り、すりおろし
しょうがの皮(煮物用)
ただし、冷凍した食材は早めに使い切りましょう。
市販の冷凍食品は、下ごしらえの手間がないので、そのまま炒め物や煮物、みそ汁などに利用ができ、生ごみも出ません。特売などでものによっては、お得に買うこともできるでしょう。環境にも優しく、お金と時間の節約につながるかもしれません。
水道光熱費を見直すポイントは2つ
ここからは水道光熱費の節約術について説明します。ポイントは以下の2つとなります。【1】光熱費の節約は電気ガス会社、契約の見直しから
2016年の電力自由化に続いて、2017年には都市ガスの小売も自由化されました。これにより、現在はガス料金の安いプランを選ぶことができ、電気とガスの契約を同じ会社にまとめておトクな特典やセット割引を受けることができるようになっています。光熱費は、一度見直すと節約効果が続きますので検討してみてはいかがでしょうか。
【2】生活する上で省エネ習慣を身に付ける
ちょっとしたことに気を付けるだけで、省エネの習慣が身に付きます。エネルギー庁の『省エネポータルサイト』で紹介されている、以下のようなことを心がけてみるといいでしょう。
- 4.5℃下がった湯(200L)の追い炊きを1回やめたら6190円の節約
- 45℃のシャワーを流す時間を1分短くするとガス+水道で3210円の節約
- 保温便座を使わないときはフタを閉めると1080円の節約
- 便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ)820円の節約
- 外気温度6度のとき、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)1650円の節約
これを実践するだけで1万2950円の節約となります。まずは身の回りのことを知ることから始めていきましょう。
参照)エネルギー庁『省エネポータルサイト』
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/bathtoilet/index.html#1
光熱費の節約、どうする?
生活を見直すポイントは2つ
物価高騰に負けないためには、生活の仕方についても、見直してみる必要があるでしょう。以下の2つのことを実践してみてはいかがでしょうか。【1】いっそのこと、やめる家事も選別してみよう
こんなときだからこそ、家庭内の思い切った改革をおすすめします。惰性でやっている家事、ムダでやめたい家事はスッパリとやめてしまいましょう。やりたくない家事ほどストレスが溜まります。やりたくない家事は、誰かにやってもらう、便利商品を活用する、など知恵を絞りましょう。
本当にやるべき家事に絞ると、電気代や物品の交換代などもかからなくなります。お金と時間の削減ができ、時間の余裕が生まれるのです。時間の余裕によって心穏やかに人生を楽しめるようになります。
【2】財布の紐はメリハリをつける
物価が上がっているから、となんでもかんでも節約をしているばかりだと、気が付かないうちにストレスが溜まってしまいます。ストレスは大きくなると体調不良につながることもあるでしょう。せっかく節約で貯めたお金が病院代に消えてしまっては本末転倒です。
たまには自分にご褒美をしてストレス発散をしましょう。支出にメリハリを持たせることも予算計画をするときに大事なポイントです。ストレスを溜めずに、健康で楽しい毎日を目指しましょう。
まとめ
物価が上がっているときの生活術についてお伝えして参りました。節約にとらわれてギスギスした生活は楽しくありません。毎日を心豊かに過ごすために、できることから取り入れてみてください。【関連記事をチェック!】
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