前向きに貯金を増やす方法って?
今使っているお金を把握することで、貯金は増えていく?
まずは家計改善をして、貯金に回せるお金がないか確認してみましょう。以下の手順で進めてみてください。【1】家計簿でお金の流れを見える化
貯金がなかなか増えないという人は、まずは、1カ月分の収入と支出をすべて書き出してみましょう。筆者オリジナルの家計管理表のように、まずは千円単位で、ざっくりと書き出せばOKです。 市販の家計簿、手書き・パソコンで自作、スマホアプリ等、方法はいろいろあるでしょう。自力で家計の洗い出しがうまくいかないときは、ファイナンシャルプランナーの力を借りることも一つの手段です。自分に合った手段をいろいろ試してみてくださいね。
次にやるべきことは、家計の振り返りです。
【2】1カ月の支出を振り返る
家計簿をつけるだけではなく、家計を振り返ることが一番重要となります。日々の支出をチェックして、無駄な支出を見つけましょう。ご自身の買い物の傾向、パターンが見えてくると思います。
ほぼ毎日買い物をしている方は、まずは買い物に行く日を、週3回程度に減らしましょう。お金を使う機会が減ると、支出も減らすことができるでしょうし、毎日の買い物に費やしていた時間がなくなり、時間の余裕も生まれるのです。時間の余裕ができると、気持ちの余裕も生まれます。余計なストレスを感じづらくなります。お金を使ってストレス発散をするようなこともなくなり、お金が貯まるようになるのです。
このように、毎日の支出を見直すことで「お金を使わない日」を増やしていきましょう。
【3】固定費を見直す
貯金を増やすために、固定費を削減することは重要となります。以下のような費目をチェックしてみましょう。
《住宅費》
一番大きな固定費は、住宅費用です。賃貸の方の場合は、現在の住宅費よりも低い賃料の物件へ住み替えをすると、一気に住宅費の負担が軽くなります。住宅ローンのある方は、ローンの残高と残期間を確認して、ライフプランと家計について長期目線で資金計画を立てましょう。
《保険の見直し》
現在、加入している保険の目的を再確認してみましょう。子どもが巣立って、もう死亡保障が要らなくなった等、必要な保障はライフステージによって変わります。不要な保険があれば、解約しましょう。また、最新の保険に加入することで、同じ金額でも保障が厚くなる、同じ保障内容で保険料が抑えられることもあります。一度見直してみることをオススメします。
《電気代》
電気代は、契約アンペア数によって、基本料金が決められています。利用中の家電製品を確認して、契約アンペア数が大きすぎないか見直してみましょう。子どもが巣立ち、家族が減って電気を以前ほど使わなくなったのに、契約アンペア数が大きいままの家庭も見受けられます。契約アンペア数を下げるだけで節約ができることもあります。
【4】どのくらい貯金に回せるのか試算しましょう
以上のことを実践して、どのぐらい節約できて、どのぐらい貯金を増やせそうかということを計算してみましょう。図のように書き出してみます。 合計すると数万円の支出の見直しができ、貯金に回せることもあるでしょう。細かい支出を見直して、貯金を増やしていきましょう。
自動で貯まる仕組みを取り入れること
家計改善で貯金に回せるお金が確認できたら、自動的に貯まる仕組みを作りましょう。まずは、銀行の自動積立定期預金を利用してみてはいかがでしょうか。自動積立定期預金とは、つまり銀行口座から強制的に、先取り貯蓄をするという方法です。
自動積立定期預金は設定すると、1000円など決まった金額を毎月ずっと、定期預金に積立貯金してくれます。気が付くと貯まっていますよ。
収入を増やす・長く働く・定年のない働き方も検討を
さらに、収入を増やすことを検討しましょう。まず、現在の働き方で手取りを増やす方法です。例えば、パートや社員で働いている場合は時給・年収アップの交渉などをしてみるといいかもしれません。資格を取ることで、資格手当が給与に加算されることもありますので、社内制度を調べてみましょう。副業がOKな会社に勤めている場合は、単発バイトなどで収入を増やすなども、収入アップの方法の一つです。
また、チャレンジする意欲のある人であれば、スキルの棚卸しをしてもっと年収水準の高い企業へ転職するのもいいでしょう。
年収を増やすことも大事ですが、健康を保つためにも無理をせずに、収入を得られる期間を長くするという考え方も重要となります。
例えば、パートで月額10万円の収入だったとしても、1年続ければ120万円になります。これを全額貯蓄に回すことができれば、大きいですね。
パートや会社員は、定年がある会社が多いでしょうが、起業すれば定年がないので働き方を変えることを考えてもいいかもしれません。
まとめ
貯金は勝手に増えません。しかし、お金に対する意識を変え、前向きに行動に移すことができれば、確実に貯められるようになります。まずは家計の見直しと改善を実践し、少しでも貯金が貯まる仕組みを作りましょう。【関連記事をチェック!】
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