特急列車(5ページ目)

ローカル色豊かな山陰の特急列車

まもなく建て替えられる余部鉄橋を行く「はまかぜ」。この区間を走る唯一の特急だ

関西からは「はまかぜ」、「スーパーはくと」がある。後者は智頭急行を通り、鳥取への画期的な時間短縮を成し遂げた。松江・出雲市方面へは、新幹線で岡山へ向かい、伯備線経由の「やくも」を利用するのが一般的なルートとなっている。

この他、山陰本線を縦断する列車として「スーパーまつかぜ」（鳥取～米子・益田）、「スーパーおき」（鳥取・米子～新山口）がある。簡素な造りの車両で余り特急らしい雰囲気ではないが、振り子構造で結構速い。山陰本線は全般的に景色がよいが、特に島根県西部、山口県あたりはイチオシだ。

海を渡って四国へ向かう特急列車

新幹線から岡山で乗り継ぎ、瀬戸大橋を渡って四国入りする特急として「しおかぜ」（松山・宇和島方面）、「南風」（高知・宿毛方面）、「うずしお」（徳島方面）がメインだ。これらの列車を補完する高松始発の特急など他にも何種類か走っている。「しおかぜ」から眺める瀬戸内海、「南風」の車内から見る渓谷は時間が経つのを忘れさせる。