そこで、今回は、All About編集部が実施したアンケート調査(2022年5月4日~5月5日、有効回答数500人)をもとに「湿度が高い時期の悩みとそれを解消するために普段している工夫」を紹介。その上で、家事アドバイザーの筆者が「部屋の湿度対策」のウソ・ホントについて解説します。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 137名/女性 363名
・年齢比:10代 9名/20代 95名/30代 191名/40代 123名/50代 66名/60代 13名/70代 3名
・アンケート実施期間:2022年5月4日~5月5日
湿度が高い時期の悩みは何?
アンケートで最も多くの人が悩んでいると答えたのは「洗濯物が乾きにくい」で194票、次は「室内がジメジメする」の70票でした。今回注目したのは、2位にランクインした「室内がジメジメする」。嫌な湿気を少しでも軽減するため、多くの人が次のような家事テクニックを実践しているようです。
1. エアコンで除湿をする
2. ちょっとした晴れ間に窓を開けて換気をする
3. 雨の日でも窓を開ける時間を作る
4. 除湿機を付けっぱなしにする
5. シリカゲルを部屋の至る所に置いておく
6. 扇風機(サーキュレーター)で空気を循環させる
7. 換気扇を回して常時空気の入れ替えを行っている
8. 観葉植物を増やす
9. 新聞紙を置く、部屋につるす
10. 重曹を瓶に入れて蓋を開けたまま、玄関やトイレ、納戸に置く
どれも湿気対策として正解のように思えるものばかりですが、本当に効果があるかという観点では効果が微妙なものも入っています。
家事アドバイザーの筆者が、巷で噂の裏ワザのウソ・ホントをジャッジしました。
家事アドバイザー認定! 効果抜群な部屋の湿度対策
部屋の空気の湿度を下げるための機能です。部屋がジメジメしているなと感じたらまず使うことを検討しましょう。
2. ちょっとした晴れ間に窓を開けて換気をする
家(部屋)の3カ所(対角線上だとよい)を15分ほど開けるだけでも効果あり。窓が確保できないなら換気扇も活用しましょう。
3. 扇風機(サーキュレーター)で空気を循環させる
空気が停滞することで湿気が溜まってカビなどの元になるので動かすのは〇
4. 換気扇を回して常時空気の入れ替えを行っている
換気扇を回すことで家のあちこちから空気を集めることができます。
効果ありな部屋の湿度対策
効果はあります。除湿器は狭い空間を集中的に除湿する時に一番効果を感じられます。
2. 重曹を瓶に入れて蓋を開けたまま、玄関やトイレ、納戸に置く
ある程度湿気を吸った後は、掃除に使うといいでしょう。洗面台やお風呂の掃除用に。
3. シリカゲルを部屋の至る所に置いておく
シリカゲルは効果がありますが、食品用のものはその袋の容積に対して効果のあるものなので、多少数を増やしても期待は薄そう。
4. 観葉植物を増やすと空気も爽やかになるし、植物も喜ぶ。
多少の効果は見込めます。それよりも視覚的、感覚的な効果の方が大きいです。
5. 新聞紙を置く、部屋につるす
靴箱や引き出しに敷くと効果があると昔から使われています。部屋につるすのなら表面積を大きくするために、くしゃくしゃにして再び広げたものを。なお除湿剤(薬剤)や除湿器ほどの効果はありません。
効果は微妙、または逆効果な部屋の湿度対策
・雨の日でも窓を開ける時間を作る外の湿度が90%など、部屋の中よりも高いときにはやめましょう。雨続きで家も湿度が高いなら空気をよどませない意味で、家(部屋)の3カ所(対角線上だと良い)を15分ほど開けるといいです。
本当に効果がある対策から実施してみよう
部屋の湿度対策について、「絶対間違っている!」というものはありませんでした。しかし、効果が高いものと薄いものは混在しているように思います。本記事を参考に、効果が高い湿度対策から試してみてください。【関連記事】
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