1:『極主夫道 ザ・シネマ』(2022年6月3日公開)
かつて“不死身の龍”と呼ばれた極道の龍(玉木宏)は、結婚を機に極道から足を洗い、仕事が忙しい妻(川口春奈)のために主夫になります。しかし、極悪地上げ屋(吉田鋼太郎)が狙う保育園を守るために闘うことに! 玉木宏はじめ演技派のベテラン俳優たちが、振り切った演技を見せるコテコテの爆笑コメディ。人気ドラマの実写映画化です。原作はおおのこうすけの同名漫画。監督:瑠東東一郎
2:『PLAN75』(2022年6月17日公開)
75歳以上は生死が選択ができる制度「プラン75」が可決された近未来の日本。78歳のミチ(倍賞千恵子)は、住まいも職業も失い、「プラン75」の申請をすることに。そんなミチの人生を軸に、申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、コールセンターで働く瑶子(河合優実)は、それぞれ「プラン75」への違和感を抱き始める……。本作が長編映画デビューとなる早川千絵監督が、少子高齢化社会を独自の切り口で描いた作品。内容はシリアスだけれど、映像は美しく、それがまるで命の輝きのように見えてくる力作です。監督:早川千絵
3:『メタモルフォーゼの縁側』(2022年6月17日公開)
引っ込み思案の高校生うらら(芦田愛菜)は、ボーイズラブ漫画の大ファン。ひとりで楽しんでいましたが、ある日、アルバイト先の本屋さんで同じボーイズラブ漫画の大ファンという70代の雪(宮本信子)と知り合います。大好きな漫画のことを話し、親友のようになっていく二人。楽しい時間を共有できる相手がいることの喜びが、煌めく日々を作っていくという、心が温まる作品です。原作は鶴谷香央理の同名漫画。監督:狩山俊輔
4:『エリザベス 女王陛下の微笑み』(2022年6月17日公開)
在位70周年記念の年に制作されたエリザベス女王のドキュメンタリー映画。私たちはニュースなどでしか見ることがないエリザベス女王。女王となってから現在に至るまでの膨大な資料&映像と共に、エリザベス女王の人となりを捉えたのが本作です。まさかエリザベス女王がこんなに面白くて茶目っ気のある方だったとは! そしてザ・ビートルズ、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンローなどセレブたちが女王のドキュメンタリーに登場します。おしゃれでセンス抜群のエリザベス女王の真実。必見です。監督:ロジャー・ミッシェル
5:『ベイビー・ブローカー』(2022年6月24日公開)
本作は、第75回カンヌ国際映画祭で、主演のソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞した是枝裕和監督の最新作です。赤ちゃんポストに子どもを置いて立ち去った女性(イ・ジウン)。その赤ん坊をこっそり連れ去ったベイビー・ブローカーの男二人(ソン・ガンホ&カン・ドンウォン)。思い直して戻った女性に見つかった男たちは、女性と共に養父母探しの旅に出ることに……。あらためて家族の在り方を考えさせられる、是枝監督の家族映画です。監督:是枝裕和
ほかにもAll About映画ガイドのインタビューに登場してくれた小芝風花さんの主演映画『妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪―』、山田涼介さん主演映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』もありますよ。ぜひ劇場でごらんください!