化粧品・コスメ

化粧品の正しい捨て方は? メイク用品のタイプ別の処分方法

化粧品は、形状も容器も種類がいろいろあるので、捨て方にはかなり悩みます。また、スキンケアアイテムに比べて使用期限が短いのもポイント。もちろん、使いきれない場合は、中身を全部出し切り、容器も分別して処分するようにしましょう。

佐治 真澄

執筆者:佐治 真澄

スキンケアガイド

<目次>

【アイテム別】化粧品の正しい捨て方とは? 

化粧品の正しい捨て方

化粧品の正しい捨て方

化粧品の捨て方は、アイテムによって質感や形状が異なるので、悩ましいものです。今回は、美容ライターである筆者が実践する、化粧品の正しい捨て方を紹介します。

■パウダータイプのアイテム(ファンデーション、アイシャドウなど)
化粧品の捨て方は容器と中身を分けて別々にするのが基本。パウダータイプはティッシュか新聞紙を用意しよう

化粧品の捨て方は容器と中身を分けて別々にするのが基本。パウダータイプはティッシュか新聞紙を用意しよう

固形の化粧品は容器から取り出し、ティッシュなどに包んで可燃ごみに出します。取り出す場合は、綿棒やつまようじ、メイクブラシを使うときれいに取り出すことができます。

パウダータイプのファンデーションやアイシャドウは、容器から散らばらないように取り出してからティッシュか新聞紙に包んで捨てましょう。

■クリームタイプのアイテム(リップ、チークなど)
中身を全て出し切り、処分するように

中身を全て出し切り、処分するように

リップやスティックタイプのチークやハイライトなどは、できるだけ容器から切り離して燃えるごみとして処分しましょう。分別するときは、つまようじやリップブラシを使うとうまく取り除くことができます。

ちなみに、筆者は、使用期限内なのに折れてしまったリップや、割れてしまったアイシャドウなどは、別な容器に移して使うようにしています。

■リキッドタイプのアイテム(リキッドファンデーション、ネイルなど)
リキッドタイプの化粧品はキッチンペーパーやティッシュに染み込ませ、出し切ってから捨てる

リキッドタイプの化粧品はキッチンペーパーやティッシュに染み込ませ、出し切ってから捨てる

リキッドタイプのファンデーションは、キッチンペーパーやティッシュなどに染み込ませ、可燃ごみとして捨てます。

ネイルのような粘度のある液体も、ティッシュなどに染み込ませてから可燃ごみとして処分するように。ただし、他のメイクアイテムに比べ、容器を逆さまにしただけでは中身をきれいに取り出すことが難しいです。そんなときは、少し除光液を容器に入れ、振ってからティッシュを詰めて拭き取ってみるとうまく中身を出すことができます。

■マスカラ
中身を出し切り分別して捨てましょう

中身を出し切り分別して捨てましょう

マスカラは、中身は可燃ごみ、容器はプラスチックなのでプラスチックごみとして捨てましょう。マスカラ液もネイル同様、出し切るのが難しいですが、紙コップなどにキッチンペーパーなどを敷き、口の部分を下にして1~2日程度放置するのがおすすめです。
 

化粧品の使用期限は「3カ月~1年」程度。アイテム別に解説

化粧品の捨て方・使用期限は?

化粧品の捨て方・使用期限は?

化粧品は、スキンケアアイテム以上に捨てるタイミングが分かりにくいものです。そのため、一般的に言われている各アイテムの使用期限を参考にしてみてください。

■アイテム別使用期限の目安
・マスカラ、アイブロウマスカラ:3カ月
・リキッドアイライナー、リキッドアイブロウ:3カ月
・クッションファンデーション:3カ月
・リップグロス:3カ月~半年
・アイシャドウ:1年 ※ただしクリームやリキッドタイプは半年
・パウダーチーク:1年 ※クリームやリキッドタイプは半年
・化粧下地やクリーム、リキッドなどのファンデーション、コンシーラー:半年
・口紅・リップペンシル・アイライナーペンシル・アイブロウペンシル:1年
・パウダーファンデーション:1年

上記を見ると分かるように、パウダーよりも水分を多く含んだ形状のものの方が、使用期限が短くなっています。特に、デリケートな目元に使うアイテムたちは、繁殖した雑菌が目に入ってしまうと感染症を引き起こす可能性があるので、必ず期限以内で使い切るようにしましょう。

また、使用期限に関わらず「ドレッシングのように分離し、水分と油分が分かれている」「変色している」「液体が濁っている」「白い色が黄色っぽく変色している」「香りが購入時とは違う」「酸っぱいにおいがする」などの変化を感じた場合には、使用を控えるようにしましょう。
 

化粧品を捨てるときは、中身と容器の分別を忘れずに

化粧品は、容器と分けた中身は可燃ごみして処分するのが一般的ですが、容器は可燃?不燃?と悩むことも多いですよね。そんなときは、自治体のホームページなどで捨て方を調べるようにしましょう。

たとえば、筆者が住んでいる地域の自治体では、
  • マニキュアのケース(プラスチック類):プラごみ
  • マニキュアの中身はキッチンペーパーに染み込ませて:可燃ごみ
  • マニキュアのびん:燃えないごみ
と決められており、中身と容器を分けるように指示されています。


まだ中身が残っているからといって、使用期限を過ぎても使い続けていると、肌トラブルを引き起こすこともあるので要注意。できるだけ使用期限内で使い切る、そして、使いきれなかったものは正しく捨てるというのも大切です。そして、できれば使い切れるように、使い始めた日を容器などに明記しておくのがおすすめ。化粧品を買うとき、捨てるときはぜひご参考に。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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