資産運用

有事のドル高・円安、どう考えればいい?

お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、最近のドル高・円安傾向についてどう考えるかです。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、最近のドル高・円安傾向についてどう考えるかです。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:有事の円高と聞いたことがありますが、最近の円安傾向をどう考えればいい?

「対外債権国の日本は有事の円高とも耳にしますが、現在の円安傾向はどう考えればよいでしょうか」(カラパッジョさん)
 
今後もドル高・円安傾向は続くの?

今後もドル高・円安傾向は続くの?

 

A:世界的にドル優勢、円安傾向が今後も続くでしょう

昔に比べると、有事だから円が買われる傾向はなくなりましたね。最終的に世界で一番信頼があるのは米ドルです。したがって本当の有事になった場合には、米ドルや米国債が買われる流れになります。
 
今回もロシアのウクライナ侵攻で、やっぱり米ドルが買われていますよね。そして、アメリカが政策金利を引き上げたことで、さらに米国債の魅力が増します。米ドルが買われ、そのお金が債券市場や株式市場に流れます。
 
また、昔に比べて低金利の国が増えたので円で資金調達をして、外貨で運用するというのは減ってしまいました。こういった点においても、かつてに比べて円が買われなくなったのではないでしょうか。
 
こういった理由から考えると、有事の円高というより、やはり有事のドル高ですね。世界の投資家が円とドルを比べて、どっちを持った方がよいかというとドルだろうということで、ドル高・円安傾向は今後も続くと思います。

※専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
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