家事

ほっといたらこうなった…「放置して後悔した」掃除場所ランキング 3位「トイレ」2位「換気扇」1位は…?

大掃除の季節。普段は目立たないから放置しているけれど、いざ掃除しようと思うと実はこんなに汚れていて後悔……という経験は誰しもあるのではないでしょうか。今回はAll About編集部が実施した「放置して後悔した掃除場所」ランキングを発表します。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド

大掃除の季節。普段は目立たないから放置しているけれど、いざ掃除しようと思うと実はこんなに汚れていて後悔……という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

今回はAll About編集部が実施した「放置して後悔した掃除場所は?」のアンケート結果を紹介。NPO法人ハウスクリーニング協会会員でもある筆者が落ちにくくなった放置汚れに効く掃除術もアドバイスします。

※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 148名/女性 343名/回答しない 9名
・年齢比:10代 6名/20代 82名/30代 190名/40代 128名/50代 71名/60代 23名
・アンケート実施期間:2021年11月23日~24日
 

89%が「放置して後悔した」経験がある

今回のアンケートでは、500人のうち89%が「放置して後悔した掃除場所がある」と回答しました。

「放置して後悔した」経験者は89%

「放置して後悔した」経験者は89%

汚れやホコリは、初めは気に留めるほどでもないように見えますが、二重三重に降り積もってミルフィーユ状の落ちないガンコ汚れへ一直線! その前に何とかしたいですね。 

とはいえ、忙しくて、または体調がいまひとつで、暮らしが後回しになることは多々あります。フルタイムの共働き家庭が増えてプライベートな時間が少ない人も多く、中には同時にストレスをため込んでいて、溜まった汚れに気づいたときに心がポッキリと折れてしまうケースも。

まずは、がんばっている自分を否定しなくていいと覚えていてほしいです。
 

1位は「浴室」

以下に示したのは「放置して後悔した掃除場所は?」(複数回答)のアンケート結果を集計したものです。 

放置して後悔した掃除場所ランキング

放置して後悔した掃除場所ランキング

1位は176票で「浴室」。

・いざ掃除しようとしたら汚れが落ちなくなってしまった。(30代 女性)
・お風呂の換気扇をずっと掃除していなかったら、ほこりが落ちてきました。泣く泣く見てみると、べったりと大量のほこりが!(30代 男性)
・浴槽のエプロンと呼ばれる部分を3年ぶりに外したら真っ黒なものがたくさんついていた。(20代 女性)

疲れを癒すためのバスルームですが、なにしろ汚れがたまりやすくマメな掃除が求められる場所なので、そんなに放置していないつもりでもカビやヌメリが目につく状態になり、つらくもありますよね。

とはいえ放置した時のリスクは、カビを吸い込んだり、ヌメリで滑って転んだり、給排水設備が故障したりといろいろあります。

対策には「湿度のカット」が一番ラクで効果的なので、換気をいつもしっかりする、最後に入浴する人が壁(床から約1mの高さまで)や床の水分を雑巾かスクレーパーで除く、浴室に置くものは最小限にして裏側に残る水分を無くすなどを心がけて。

また、防汚効果のある洗剤を使うのも〇。買い物の時にチェックしてみてください。なお換気扇が高い位置にある家は、掃除がしにくく後回しになりがちなので、天井や照明など高い所は「月1回のお掃除日」を決めてカレンダーに書いておくと、忘れにくくなりますね。
 

2位は「換気扇」

2位は146票で「換気扇」。

・しばらく掃除をしていなかったら、換気扇の横の壁に油が垂れてきた。(50代 女性)
・ある年「今年ぐらいいいかな」と思って掃除しない年があり、次の年に2年分の汚れを落とさなくてはならないので大変だった。(40代 女性)
・家を購入したときに設置されていた換気扇が動かなくなった。(60代 男性)

キッチンの換気扇は油分がこびりつきやすく落とすのに工夫もいるので、億劫になりがちかもしれません。

キッチンの大型換気扇は、素人が扱おうとすると壊したりケガをしたりするリスクもあり、プロに任せた方が安心なので、数年に一度はお金をかけることを検討しつつ、換気扇カバーやコンロ周りの汚れは自力でケアすると考えたら、気持ちのハードルが少し下がるかもしれません(安くなる時期もあります!)。

カバーといえども換気扇、ガンコ汚れは発生します。その時は「湿布(洗剤水を浸したキッチンペーパーを張り付ける)で汚れをふやかす」などひと手間かけて。一回で落とそうとすると傷つけるので、一度で落とそうと思わず「残りは次回に」くらいで頑張りましょう。

なお油分の汚れ落としは気温が高い時期の方がラクなので、大掃除は暑い季節にするのも一案です。

3位は「トイレ」

3位は100票で「トイレ」。

・トイレの便器の汚れがどんな洗剤や錠剤を使っても擦っても落ちないレベルにまで達してしまった。(30代 女性)
・掃除はしているものの、床の部分が黒くなってきて、ふいても元の色には戻らない。(50代 女性)
・のぞき込まなければ分からない位置の汚れ。気付いた時には汚れがカチカチになっていて、メラミンスポンジ等でかなりの力と時間をかけなければ落ちなかった。(30代 女性)

トイレを全く掃除しない人はほぼいないと思いますが、臭いやシミ、尿石など、目立ちやすい汚れが多く、便器の造りの複雑さや長年の蓄積もあって、汚れが落ちにくくなるのはよくあること。どこが原因かわからないけれど臭いが蔓延しているケースも多いので、元凶を見つけられただけいいかもしれません。

トイレはできるだけ小まめに掃除できるしくみをセットし、防汚作用のある洗剤を使うなど汚れを残さない工夫を。落ちにくくなった汚れには酸性洗剤を使い、トイレットペーパーを使って湿布をすると効果があります。
 

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