パナソニックのレッツノートは1996年の誕生以来、軽量、頑丈で長時間駆動のプレミアムなモバイルパソコンだけに集中しています。

初代レッツノート「AL-N1」の発売は、Windows 95登場翌年の1996年。それからコンパクトで軽量、長時間駆動、頑丈というコンセプトは、Windows 11が登場した2021年に薄型化した最新モデルCF-FV1でも引き継がれています。

ライナップを充実させ、さまざまな用途に対応するパソコンブランドが多い中、モバイルパソコンに特化するという独特な立ち位置で、根強い愛用者が多いブランドとなっています。
 

変わらないレッツノート

レッツノート, Let's note

レッツノートの歴代モデル

レッツノートは世代ごとにパソコンとしての機能は進化していますが、基本的なコンセプトが変わらないのが最大の特徴です。

ビジネスで活用できるモバイルパソコンがコンセプトのレッツノートなので、ビジネス利用に必要な機能は、最新モデルでも長期間継続して搭載しています。

他社と比べると古いインターフェースも継続して残すなど、一部の法人ユーザーしか需要がないような機能も、レッツノートの場合は他社が無くしてしばらく経つ機能でも継続して搭載し続ける事が多いです。

そして、製品自体がタフなことはもちろん、サポートサービスを含めたコンセプトを継続し続けています。

これらの継続した取り組みによって、高くても良い物を求める個人ユーザーや、社内用は他のブランドを使用していても、出張用には、昔からの機能に対応し頑丈なレッツノートを使用したいというような法人ユーザーに愛されるブランドになっています。
 

基本コンセプトが変わらない

レッツノートのパソコンとしての性能自体は各世代で更新されるので、他社と同等もしくはそれ以上になっています。

しかし、基本的なコンセプトを維持しつづけ、前述したように他社と比べると一見古くなった仕様を使い続けています。
レッツノート, Let's note

レッツノートの特徴の丸いタッチパッドは奧の最新FVでは大型化している

薄型化など、最新のトレンドには良い意味で乗り遅れているようにも見える部分があります。

例えば、レッツノートのアイコンともいえる丸い形状のタッチパッド(レッツノートではホイールパッドと呼んでいます)は、採用当初はウインドウ内のスクロールでタッチパッドの丸に合わせて指を回転させて使う事で便利に利用できました。

しかし、近年のWindowsでは2本指でのピンチやズーム、スクロールが主流になっており、大きなタッチパッドの方が一般的な利便性は高いです。

実際に、レッツノートの一部モデルでは一般的な四角の形状を採用した事もあります。しかし、すぐに丸い形状に戻っていることからも、一般的な利便性よりも従来ユーザーからの意見を尊重している事が分かります。

そして最新モデルでは、3:2の液晶パネルの採用などパームレスト部分の大型化などに伴い、丸いタッチパッドのまま大型化を実現しています。
 

バッテリー交換可能

ノートパソコンは年々薄型軽量化しています。ほとんどの製品はそれと引き換えに、昔の製品では当たり前だったバッテリー交換ができなくなっています。

薄型にするにはバッテリー交換の機構は邪魔で、本体内蔵の固定型にした方がサイズは小さく、薄型軽量になります。レッツノートの場合、最新の薄型フォームファクターになったFVシリーズでも、薄型だがバッテリー交換は可能にするというコンセプトは引き継がれています。

このため、長期間使用時の経年劣化時の交換はユーザーで可能、バッテリー交換して長時間駆動させる事も引き続き可能です。

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