どんぐりに潜む虫を処理する方法とは? 煮沸や冷凍で「虫を駆除」
森や公園にはマテバシイ、コナラ、クヌギなどのどんぐりがたくさん落ちている
どんぐりを使ってコマなどを手作りするにも、あの小さな虫を見てしまうと、制作意欲も失せてしまうもの。そこで今回は、どんぐりの中にいる虫の処理方法をご紹介します。
まずは、どんぐりを選別しよう!
穴が開いているものや割れているもの、芽が出ているどんぐりはどれかな?
煮沸でどんぐりの虫駆除をする処理方法
鍋にどんぐりと多めの水を入れ煮沸します。このとき、必ず「水」からどんぐりを入れて、煮沸してください。沸騰したお湯の中にどんぐりを入れると、急激な温度変化で殻が割れてしまうからです。煮沸時間は、小さなどんぐりであれば3~5分ほど。大きなものであれば8分ほどです。10分以上煮沸すると殻が割れてしまうため、注意しましょう。 煮沸後は水を切り、新聞紙の上に並べて風通しのよい場所で自然乾燥させます。湿気が原因でカビが生えることもあるため、完全に乾かしてください。
冷凍でどんぐりの虫駆除をする処理方法
きれいに洗ったどんぐりを密封のビニール袋に入れ、冷凍庫に入れます。この方法は、どんぐりの中の虫を低温状態にするためです。冷凍期間は1週間ほど。冷凍期間が短いと完全に虫は駆除できません。1週間経ったら、どんぐりを新聞紙の上に並べて常温解凍してくださいね。水滴が残ったまま違う容器に入れ保存するとカビが生えるため、しっかり乾かしましょう。
どんぐりを使った工作や保管にはニスや乾燥剤が便利
どんぐりを処理し乾燥させると、色味が悪くなりツヤが消えます。そんなときは木工用のニスを塗りましょう。どんぐりのツヤ出しだけではなく、割れ防止や保存するのにも、ニスのコーティングはオススメです。 ニスを塗ったあとはよく乾かし、それからどんぐり工作の素材として使ってください。もしどんぐりを保存するのであれば、容器の中にどんぐりと乾燥剤を入れておきましょう。新聞紙を一緒にいれておくのもカビ防止にいいですよ。【関連記事】