老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に回答します。今回は、年金保険料を5年間払わなかった場合、将来もらえる年金がどうなるかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:年金保険料を過去5年間、支払いませんでした。将来もらえる年金はいくら減る?

「職が安定せず、過去5年ほど、年金保険料を支払っていなかったと思います。私の年金は、将来どのぐらい減ってしまうのでしょうか?」(49歳)
 

A:厚生年金の被保険者期間がない場合は、年額で約9万7000円減ります

国民年金保険料は、20歳以上60歳になるまで、合計480カ月支払います。480カ月の全期間保険料を納めると、65歳から満額の年金額78万900円(令和3年4月分から)を受給することができます。また、会社員や公務員等、厚生年金保険の被保険者期間があって、老齢基礎年金を受け取るのに必要な資格期間を満たした人は、65歳になったときに、老齢基礎年金に上乗せして老齢厚生年金を受給することができます。

例えば、相談者には、厚生年金保険の被保険者期間はなく、20歳から60歳になるまで、国民年金の第一号被保険者であり、国民年金の納付期間(480カ月)のうち、5年間(60カ月)のみ国民年金保険料を支払っていなかった場合、として計算をすると、受給できる年金額は、78万900円(令和3年度)×(480カ月-60カ月)/480カ月で68万3288円となります。

満額の年金額と比べると、年額で9万7612円少なくなります。もし、相談者が国民年金保険料の免除・猶予申請をしていた場合は、後から納付(追納)することにより、老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。追納が承認された月の前10年以内であれば、未払い保険料を支払うことができます。例えば、2021年10月に、追納申し込みをして支払うことができる未納分の保険料は、免除が承認されている2011年10月分のものからということです。

今回は、厚生年金保険の加入については全く考慮していません。年金は、貯蓄と異なり、生きている間、終身で受け取ることができます。終身で受け取ることができる年金の金額を、少しでも増やせると、安定した老後資金になりますよ。

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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
 
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