お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、特定口座についての質問です。
 

Q:特定口座って何ですか?

「最近、まわりの人たちが、株や投資信託などを買っていて、私も投資に興味がでてきました。調べていたら特定口座という言葉がでてきたのですが、これは、どういうものでしょうか?」(32歳・会社員・東京都)
 

A:株・投資信託等の取引にかかる申告・納税が簡単になる口座です

特定口座とは上場株式や投資信託等の取引にかかる税金の申告・納税手続きを簡単にするために導入された制度です。特定口座内の取引については「年間取引報告書」が作成されますので、申告・納税が非常に楽になります。

なお特定口座は1金融機関につき1口座のみ開設でき、それぞれの特定口座について「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」のどちらかを選べます。

「源泉徴収あり」を選んだ場合、金融機関が年間の税額計算および納付も行うため、原則的に確定申告は不要となり(*)、「源泉徴収なし」を選んだ場合は「年間取引報告書」をもとに自ら税額計算を行い確定申告する必要があります。

一見手間のかかる「源泉徴収なし」を選ぶメリットですが、サラリーマンであれば給与以外の年間所得が20万円以内であれば申告の必要がない「確定申告不要制度」がありますが、「源泉徴収あり」を選んだ場合、年間の譲渡益が20万円以下でも金融機関は税額計算し納税を行ってしまいます。「源泉徴収なし」を選んでいれば20万円を超えたかどうか自ら判断し「申告不要制度」を選択することができます。

なお特定口座ではなく「一般口座」での取引については「取引報告書」などをもとに自ら損益・税額計算・納税を行う必要があります。

株・投資信託の初心者は特定口座を開設し、確定申告の手間が煩わしいのであれば「源泉徴収あり」の選択がよいのではないでしょうか。

*複数口座の損益通算をする場合など確定申告することも可能

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