『スラムドッグ$ミリオネア』(2009年度作品)
作品賞、監督賞(ダニー・ボイル)ほか、アカデミー賞で8部門を受賞したインドが舞台のユニークな社会派エンタテインメント。インドで人気のクイズ番組に参加し、優勝まであと1問に迫った青年ジャマール(デヴ・パテル)ですが、無学の彼が決勝までいくはずないと、インチキ疑惑がかけられ、囚われてしまいます。彼は自分の無実を証明するため、これまでの人生を語り始めます。実は彼はストリートで生きながら数々の学びを得てきたのです!
主人公が答えてきたクイズの数々の答えに彼の人生が詰まっているというアイデア、ジャマールの過去を映像で紐解きながらクイズと関連させていく構成など斬新! 力強く希望に満ち溢れた傑作です。
動画配信:dTV、Hulu、Amazon Prime Video
『英国王のスピーチ』(2011年度)
アカデミー賞では、作品賞、監督賞(トム・フーパー)、主演男優賞(コリン・ファース)、脚本賞を受賞。英国王ジョージ6世が吃音と闘いながら、第二次世界大戦前、国民に対する演説を成功させるまでを描いた作品。吃音のせいで、人前に出ることが苦手な少年だったジョージ6世(コリン・ファース)。大人になった彼はコンプレックスを克服しようとスピーチ矯正の専門家(ジェフリー・ラッシュ)のもとを訪れトレーニング。しかし、克服の前に兄が王位を退き、ジョージが王位継承することに!
特別な地位にある英国王が、コンプレックスに苦しみ、それを克服しようと奮闘する姿はとても心を打ちます。コリン・ファースが国王の繊細な心を熱演、アカデミー賞主演男優賞も納得です!
動画配信:dTV、U-NEXT、Amazon Prime Videoほか
『アルゴ』(2013年度)
アカデミー賞作品賞、脚色賞、編集賞を受賞した、実話をもとにしたベン・アフレック監督&主演の社会派エンタテインメント作品。1979年にイランで起こったアメリカ大使館人質事件。逃げた人質はカナダ大使にかくまわれていますが、いずれ見つかって処刑されてしまう。大使館員を出国させるため、CIAは架空の映画製作をイランでロケするという設定を作り、かくまわれている大使館員たちをスタッフとして出国させるという奇想天外な作戦を決行するのです。
冗談みたいな作戦なのですが実話。命がけの状況ながら、ユーモアもあり、エンタテインメントとしても楽しめます。大使館員は無事、イランを脱出できるのか。最後までスリリングで一瞬たりとも目が離せないベン・アフレック監督の代表作です。
動画配信:dTV、ひかりTV