8位:『ファッションが教えてくれること』

アメリカ版ヴォーグの編集長アナ・ウィンターの仕事を追いかけたドキュメンタリー映画。ファッション界への影響力が大きいアナの仕事っぷりが見られる貴重な作品です。
 
ヴォーグにとって1年でいちばん重要な9月号の取材と編集現場に密着。編集者の企画を一刀両断し、スタイリストが用意した衣装もすべてNGを出し、時間をかけて準備しようが努力しようが、おかまいなしのアナ。決断も早く、瞬殺されるスタッフがお気の毒で……。でも、ダメ出しのあとは確実にブラッシュアップされていき、より良いページに仕上がるのです。
 
何よりかっこいいのは、アナは相手を肩書で判断をしないこと。お偉いさんにペコペコして部下をこき使うことはせず、人に対して常に平等な態度なところがいい(怖いけど)。彼女にとって重要なのは有名かどうかではなく、才能や豊かな感性なのだということがよく分かります。
 

7位『幸せのちから』

事業の失敗でホームレスになった男が一発逆転! 成功を手に入れるまでを描いた、実話ベースのサクセスストーリーです。
 
医療機器のセールスマンであるクリスは、仕事がうまくいかず焦っていました。彼は「株の仲買人は学歴に関係なくなれる」と聞き、証券会社の養成コースへ。しかし、養成コースに通っている間は無給。貧しい生活に耐えかねた妻は出ていき、家賃滞納で家も追い出され、クリスは息子とホームレス生活にまで落ちてしまうのです。
 
ドン底生活だったクリスが成功したのは、決して諦めなかったことと、元営業マンの性なのか、誰にでもどんどん話しかける積極性があったことが大きい。誰かに助けてもらうことを待つのではなく、行動に移すことが大事なのですね。

成功は自力でつかみ取るしかない! クリスはウィル・スミスが演じ、息子役は、ウィルの実子ジェイデンが演じています。
 

6位『マイ・インターン』

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが共演したお仕事映画。本作はすでに成功した女性がヒロインですが、彼女が抱えるトップに立つ者の葛藤が描かれています。
 
通販サイトを立ち上げて成功したジュールズ(アン・ハサウェイ)の会社にシニア・インターン制度で70代のベン(ロバート・デ・ニーロ)が入社してきます。扱いに困っていたジュールズですが、若手社員にもなじんでいる彼にいろいろな悩みを打ち明けるように。彼の含蓄ある言葉の数々が、会社経営に悩む彼女を支えるようになるのです。
 
仕事で成功したい女性にとって、ジュールズは憧れの存在。でも女性の社会進出が当たり前になった時代とはいえ、「こんなお嬢さんに急成長した会社を任せていいの?」みたいな視線があったり、働くママゆえに仕事と家庭の両立に苦しんだり。

そこをベンが絶妙にサポートしてくれるのです。若いうちは行けるとこまで突っ走るのもいいけど、ある程度の場所まで来たら、一度立ち止まって考えることも必要だということを教えてくれます。