パーティーシーンを彩るオシャレなおつまみ「生ハム」。以前はちょっと“よそいき”な食材でしたが、最近ではコンビニやスーパーでも手軽に購入できる、人気の定番食材となりました。

世界三大ハムと呼ばれる名品は、スペインの「ハモン」、イタリアの「プロシュート」、中国の「金華ハム」。金華ハムは料理に使うのが一般的ですので、私たちのイメージする生ハムの両横綱は「ハモン」と「プロシュート」といえるでしょう。

豚の腿肉を塩漬けし、半年~数年もの時間をかけて乾燥熟成。長い時間をかけて、溶けた脂が赤身に染み込んで作られる霜降り。噛みしめるほどに広がる、熟成した風味と旨みはまさに芸術品です。

日本でも、独自の生ハム文化が急速に進化し、スーパーやコンビニで少量パックが驚くほど安く手に入るようになりました。これらは熟成させていない為、両横綱(ハモン、プロシュート)のような風味のインパクトはありませんが、しっとり柔らかでほどよいうま味のある味わいは、日本の食卓にスッと溶け込む親しみやすさを感じます。

押さえておきたい! “きほんのき”

スライスパックは真空状態で販売されていることが多く、生ハム同士がくっついてはがれない……という経験をお持ちの方も多いことでしょう。

柔らかで繊細な生ハムは、無理やりはがそうとするのは厳禁。温度が低いとはがしにくいので、しばらく常温に置いておくとはがしやすくなります。はがした生ハムは、1枚1枚折りたたむように盛り付けると、取り分けやすくなります。

器は「切りっぱなしを出しました」という“こなれ”感を出せるカッティングボードがオススメ。生ハムの彩りがくっきりと映るスレートプレート(粘板岩を削り出した黒い器)も、コールドミールのニュアンスが伝わりお似合いです。トマトやオリーブ、ケッパー、ピクルス、フルーツ、ドライフルーツなどを一緒に盛りつけると更に華やかなプレートに。

残った生ハムは、空気が入らないようラップで包み、密閉して冷蔵庫へ。上からアルミホイルをかぶせておくと、くすんだ色に変色する色焼けを防げます。

カッティングボードのおしゃれ盛りでこなれ感を出す

カッティングボードのオシャレ盛りでこなれ感を出す

 

魔法のひとふり1. 「生ハム×オリーブオイル」

生ハムをもっと美味しくする魔法、それは、風味豊かなエキストラヴァージンオリーブオイルをたっぷりかける、これだけ。最高級の生ハムに使うテクニックですが、普段使いにもオススメ。お安い生ハムもグッと格上げしてくれます。
オリーブオイルのちょい足しで、生ハムを格上げ

オリーブオイルのちょい足しで、生ハムを格上げ

 

魔法のひとふり2. 「生ハム×バルサミコ酢」

独特の風味と柔らかな酸味、甘味が特徴のバルサミコ酢。オリーブオイルに負けず“テッパン”の組み合わせです。熟成の浅いお安いバルサミコ酢を使う場合は、半量~1/3量まで煮詰めると更に美味しさUPします。フルーツやクレソンなどと一緒に盛り付け、サラダ仕立てにしても。
生ハムの美味しさ広がる、バルサミコ酢のちょい足し

生ハムの美味しさが広がる、バルサミコ酢のちょい足し

 

魔法のひとふり3. 「生ハム×ジャム」

塩味のある生ハムは、甘味をあわせるとまた違った魅力を発見できます。バルサミコ酢より甘味の強いジャムは、チーズがクッション役を担ってくれます。カマンベール、マスカルポーネ、クリームチーズなどフレッシュタイプはもちろん、ハードチーズともよく合います。
ジャムのちょい足しで、生ハムの新たな魅力を発見

ジャムのちょい足しで、生ハムの新たな魅力を発見

 

とっておき生ハム料理1. 「生ハム冷奴」

一見意外な組み合わせですが、これがもう! 素晴らしき出会いと思わせるほどの相性の良さ。水切りした絹豆腐にオリーブオイル、塩、粗びき黒コショウをふり、生ハムとルッコラを添えて。お好みでバルサミコ酢をかけて召し上がれ。
素晴らしき出会いと思わせる組み合わせ「生ハム冷奴」

素晴らしき出会いと思わせる組み合わせ「生ハム冷奴」

 

とっておき生ハム料理2. 「ガスパチョ茶漬け」

完熟したトマトを皮ごとすりおろし、オリーブオイル、塩コショウを混ぜてキンと冷やします。冷たいごはんにザッとかけ、生ハムはランダムに手でちぎってトッピング。刻み野菜もあれば更にテンションアップ! 簡単すぎるお料理だからこそ、生ハムの凄みを実感できます。
すりおろしトマトで作る「ガスパチョ茶漬け」で、生ハムの凄みを実感

すりおろしトマトで作る「ガスパチョ茶漬け」で、生ハムの凄みを実感

 

とっておき生ハム料理3. 「生ハムだしのパスタ」

加熱しちゃダメだと思われがちですが、さっと火を通した生ハムは高級なだしのごとく、シンプルなお料理に上質な旨味と風味を加えてくれます。オイルベースのパスタに、刻んだ生ハムをちょこっとプラスすれば、とびきり上等な逸品に仕上がります。
生ハムに軽く火を通す隠し味は、初心者でも使える上級テクニック

生ハムに軽く火を通す隠し味は、初心者でも使える上級テクニック

生ハムは触りすぎると味が落ちるから、手早く扱わなくちゃいけない……実はこれ、ネガティブな話ではなく、それだけ生ハムの脂が繊細で溶けやすいということ。スペインの家庭やバルでは、あえて手でつまんで食べるのが美味しい食べ方といわれています。

気負わずもっとカジュアルに! パーティーシーンの彩りだけではなく、普段使いにどんどん活用してみてくださいね。

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