子どもが持ち帰った思い出の作品どうしていますか?
子どもが持ち帰った作品は、手放すのが難しいですね
今回は、ミニマリストである筆者が実践している「子どもが学校から持ち帰ったモノの対処法」についてお伝えしたいと思います。
持ち帰った作品は記憶に残す努力をする
学校から持ち帰った作品を子ども自身が「まだ捨てないで!」と言うことがあります。これは「もっと見てほしい、もっとほめてほしい」という言葉の言い換えだと思いませんか? そこで、我が家では持ち帰った作品は「徹底的にほめまくる」努力をしています。具体的に実践していることは下記の通りです。
■作品発表会を開き「子どもをほめる」
作品の発表会は継続することでプレゼン力がアップする、というメリットも。
その後、祖父母も招待してもう一度発表! 子どももたくさんほめてもらえて満足です。
■最優秀作品を1つ決めて「飾る」
最優秀作品を選んでいます
壁に飾るのがオススメ!
お部屋のインテリアとのバランスが気になる人は、収納の扉の内側など、毎日目にする場所するけれども外からは目立ちにくい場所に飾るのがオススメです。
■選ばれなかった作品は「1日1つの作品展」を開催し、目にする機会を作る
ドアの死角にあたる壁に作品を飾っています
自分で選んで飾り作品に最後の場を与えることで、子ども自身も満足でき、捨てるものと残すものの取捨選択ができるようになるようです。変えることを忘れたりしないの?と思われるかもしれませんが、我が家では毎朝「今日はどれにする?」と子どもたちの方から積極的に作品を選んでいますよ。自分の作品を褒めてもらうことがうれしいので、忘れないのだと思います。
飾る場所でオススメなのがリビングドアの死角。ここはドアを閉めているときは、目に入ってくる場所なので、作品が変わると気づきやすいのがポイントです。「改めて見るといい作品だね~」などと声掛けして再度「ほめる」ことを意識しています。
■どうしても手放せない作品は、ボックスに入れて、次の学期末まで保管する
作品を1日飾っても「やっぱりどうしても手放せない」という場合もあります。最優秀作品自体を変更してもいいのですが、どうしても手放せない作品は後述するバンカーズボックスに入れて次の学期末まで保管することもあります。
このとき、ボックスに入る量にとどめること、次の学期末では処分すること、というルールを決めています。大切なのは、作品をカタチとして残すことではなく、みんなの記憶に刻むこと。作品発表会で1つ1つの作品に向き合い、作品展でしっかり目に焼き付ければ、作品そのものが無くなってもしっかり記憶には残ります。
この仕組みで回すようになってから、現在2年生の次男の絵を家族みんなで見ながら「長男が2年生の時は空の絵を描いていたよね!」なんていう記憶がよみがえったりして、記憶の効果を実感しています。
持ち帰った学用品や教材はどうする?
学期末になると、作品以外にも学用品や教材をたくさん持って帰ってきます。それらはみなさんどう扱っているのでしょうか? 我が家の例をご紹介します。■次の学年で使うかどうかは「先生に聞いて」持っておくかどうかを決める
我が家では、子どもから担任の先生に「次の学期でも絶対に必要になる教材」を聞いてもらうようにしています。
先生に聞くチャンスがなかったときは「上の学年の子どもがいるご家庭に聞く」のもいいですね。ただしコロナ禍で、例年と状況が異なっている場合もあるので注意は必要です。
■持っておくモノは、1人1つのバンカーズボックスへ
コストコのバンカーズボックスを愛用
子どもの長期連休なんてたった数週間なのに学校で使うものをしまい込むの?と思われるかもしれません。でも、連休中は子どもが家にいる時間も長くなるので、あれこれと散らかして親がイライラするくらいなら、確実に今使うものだけを目に入る場所に置き、使わないものはまとめてしまうことでスペースを確保してあげてはいかがでしょうか。始業式の前日に「上履きがない!」なんて慌てることも防げますね。
ここに入りきらない場合は、普段の遊びで使うスペースに学用品が進出してきます。子どもたち自身が「厳選して残せば自由に遊べるスペースが増える」ということを理解し、やみくもに残すのではなく「本当に残すべきもの・残したいもの」を考えるきっかけにもなります。
■手放すと決めた教科書やドリル、テストの活用法
教材を厳選するということは手放す教材が出てくる、ということでもあります。詳細を何も見ずに教材を捨てるのも気が引けるもの。
そこで我が家では学期末の後に待っている長期休みを利用して、手放す教材(教科書の後ろのページにある問題、算数の友や計算ドリル、点数が悪かったショートテストなど)に付箋を貼り、それらに取り組む日程をスケジュール化。オリジナルの課題を作ります。
教材を見ながら、やってほしいところに付箋をはります
付箋がついた問題をすべて解き終わったら、処分します。
達成感も感じられる