「NiziU」の社会現象化は赤ちゃんの名づけにも影響!
2020年に注目を集めたガールズグループの一つ「NiziU(ニジュー)」。株式会社ベビーカレンダーが2020年下半期生まれの女の子4万5670名を調査したところによると、世代を超えて人気となったNiziUは、赤ちゃんの名前にも大きく影響を与えていたようです。赤ちゃんの名づけにも大きく影響していたNiziUネーム(画像出典:株式会社ベビーカレンダー)
その中でも今すでに非常に多くつけられている呼び名が「りお」で、この20年くらいの間、ずっと高い順位を保ち続けてきています。2012年あたりからやや順位が下がり始めた時期もありましたが、2016年のリオ五輪をきっかけにまた急上昇して今に至っています。
反対に「みいひ」のように少ない呼び名もあります。昔も今も非常に珍しいですが、漢字で書くなら「美衣妃」「実伊日」など色々な字の組み合わせが可能です。
なお「あやか」という呼び名は、1997~2003年あたりに毎年ベストテンに入るような大人気の名でした。その頃と比べれば最近は順位は下がってきてはいます。この名は漢字の場合、3文字で書かれることはほとんどなく、アヤの部分は「彩、綾」が使われますが、まれに文、紋、斐、礼、朱などの字が使われることもあります。
NiziUメンバーと同じ名前をつける際の漢字例
NiziUメンバーと同じ呼び名の名前に使える女の子に人気の漢字とは
- ま …… 真、麻、茉
- か …… 花、香、果、華、夏、加、可、歌、佳
- こ …… 圧倒的に「子」ですが、ほかに「瑚、湖」などが使われることもあります
- や …… 矢、弥、也、耶などで、中でも説明のしやすい字は矢と也です
- に …… 仁、二
- な …… 奈、菜、那
- り …… 里、梨、理、莉、李、璃が多いですが、ほかに利、俐なども使われます
- お …… 緒が多いですが、そのほかオウと読む央、桜の字をオと読ませて使われます
- ゆ …… 由、友、優、夕、結
最近は呼び名が先に浮かんで、あとから漢字を当てはめる名づけが多いですが、たとえばマヤ、マコ、ニナ、リオなどのよび名を漢字にする時は、基本的には上のような漢字を組み合わせれば名前が作れることになります。ただしマヤのよび名で、真矢、真也、真弥の組み合わせにしますと、シンヤと読む男性の名もあります。
音の数が多いと、漢字の選択肢に困ることもある
最近の名づけは、音の数が少ない名が好まれ、特に女の子ではリオ、リコ、リサのように「リ」で始まる2音の名が人気です。おおざっぱな一般論を言えば、名前を漢字で表す際には、音の数が多いほど漢字の選択肢も増えるわけですが、しかしながら3音のよび名を漢字にする場合は、組み合わせが多すぎてしまうこともあります。
たとえば「まゆか」というよび名は、上にあげたような文字を組み合わせますと、軽く100通りを越える書き方があります。そういう場合は、できれば真由花、麻友香など、比較的多く使われる、あまり画数の多くない字で組み合わせたほうが使いやすい名にはなるでしょう。あまり見られないような字の組み合わせにしますと、他人が正しく覚えてくれず、書き間違いもされやすくもなります。
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