育児ストレスが増す! 子育てに疲れたときに逆効果なNG思考と脱却法

育児に疲れたときにやってはいけない、逆効果なNG思考とは

育児に疲れたときにやってはいけない、逆効果なNG思考とは

可愛いはずの子どもにイライラして怒鳴り、後からそのような自分に落ちこんで自己嫌悪に陥る……このような悪循環により心身の疲労が蓄積されるばかりの子育て。これに加え、朝から寝るまで休みなく毎日繰り返される家事に疲れ果て、投げ出したくなるような気分になることはないでしょうか。子育てがこんなにも疲れやすい理由を整理した上で、疲れたときにやってはいけないNG思考とその脱却方法をお伝えします。
 

子育てがこんなにも疲れる理由

■自分の時間がない
特に子どもが生まれたばかりの頃は、昼間はもちろん、夜中の授乳やオムツ換えに夜泣きと、育児は24時間体制です。成長とともに動きが活発になり行動範囲が広がると、目が離せなくなり、そこへ離乳食やトイレトレーニングが始まり、子育ての多忙さは増すばかり。身体的にはもちろん、自分の時間を持てないストレスは、精神的にも疲労が溜まることでしょう。
 
■予測不可能な事態の連続
多忙な生活なら、結婚前から送っていたという人も少なくないでしょう。例えば学生時代、勉強と部活動を両立させてやって来た人、また会社で厳しい任務もこなしてきた、という人もいるでしょう。その頃から、時間に追われる忙しい生活には慣れていたと思っていたはずなのですが、子育ての疲労感はまた違った大変さがあります。

なぜかというと、子どもの行動は予測不可能なことばかりだからです。食事の準備ができたと思うと、コップの牛乳をこぼしている。朝、出かける間際になって「トイレ行きたい」と言い出す。親の決めた予定などは全く関係のない子どもの行動は、やはり大きなイライラや疲労の原因になるでしょう。
 
■育児・家事の頑張りが認められない
育児や家事は、いくら頑張っていても認められない傾向がやはり強いようです。昔に比べれば、主婦の育児家事は労働として認められていますが、やはり「順調にいって当たり前」と見られがちです。

学生時代なら、頑張った成果が試験などに出ます。社会では、仕事ぶりが評価されて業績や結果を認められます。ですが家事や子育ての結果は、すぐには出ません。日々、懸命に頑張っていることを認められなければ、やる気や意欲も低下し、精神的にも辛くなり疲労につながるでしょう。
「私は、どうしてこんなにもダメな親なんだろう」「あのとき、もっと別の方法で対処してれば……」と過去を振り返り、自己嫌悪に陥りやすい育児

「私は、どうしてこんなにもダメな親なんだろう」「あのとき、もっと別の方法で対処してれば……」と過去を振り返り、自己嫌悪に陥りやすい育児

このような理由などから子育ては疲労感が溜まりやすいものですが、その疲労やストレスがかえって増してしまうNG思考とその脱却法をお伝えします。
 

育児に疲れたときのNG思考1. 完璧主義

責任感が強く、妥協を許さずいつも頑張る完璧主義の親ほど、子育ての疲れを感じるでしょう。高い理想をもち、それを求めて自分を追い詰めることにより、どんどんストレスを溜め込み、疲労が蓄積されます。
 
しかし、子育てや家事にはこれで完璧、100%というラインはありません。どこで自分を認めるかを考え直してみましょう。子どもが健康に安全に生活していく上で最低限やらなければいけないことを整理し、やらなくても問題ないこと、余裕があればできたらいいことを洗い出し、自分にOKを出すラインを見直しましょう。
 

育児に疲れたときのNG思考2. 自己嫌悪

日々のイライラを子どもにぶつけ、後になって「また、怒鳴ってしまった」と自己嫌悪に陥ることがあるかと思います。思い通りにいかない子育てに「私は、どうしてこんなにも、ダメな親なんだろう」と自己否定したり、「あのとき、もっと別の方法で対処してれば……」と過去を振り返り、クヨクヨ悩み落ちこんでしまうこともあると思います。
 
そのようなときは、できなかったことより、できたことに目を向けて自分を褒めてあげましょう。例えば、「今朝は10分早く起きて、朝ごはんのおかずを1つ多く用意できた」「子どもが幼稚園から帰ってきたとき、笑顔で『おかえり!』と言えた」など、どんなに些細なことでもOKです。

自分のよいところを紙に書き出してみるのもいいですね。子どもの寝顔を見て、今日も一日無事に健康に過ごせたことに感謝するのもよいでしょう。
 

育児に疲れたときのNG思考3. 他人との比較

隣家の人は、いつもキレイにお化粧をして子どもを送り出し、颯爽と仕事に出かける。子どももお行儀よく、親の言うことをよく聞いている――このように他人と自分を比べ、さらに疲労を大きくしていることはないでしょうか。
 
他人と比較して落ちこむことには、何のメリットもありません。どんなに憧れるような家庭でも、周りからは分からない悩みはあるものです。他人と比較せず、自分軸を持ちましょう。例えば、自分の幸せの価値観を「子どもが笑顔でいられること」「育児をしながら仕事を続けること」などと明確にし、それができていれば、周りの人がどうであれ、気にしないという信念を持つと良いと思います。
 

育児に疲れたときのNG思考4. ひとりで背負う

今、背負っている悩みをひとりで抱えていることはないでしょうか。「私が頑張らないと!」「私は親になったんだから……」と、真面目で責任感の強い人ほど、育児家事の苦労をひとりで背負い、孤独に陥りがちです。
 
パートナーはもちろん、祖父母を頼ったり、ママ友などと育児の悩みを共有したりしましょう。このとき、相手への期待度をもちすぎないことがポイントです。例えば、夫へは急にイクメンを求めるのではなく、育児の大変さやストレスをまずは認知してもらうことから。祖父母へは、任せるのではなく、何か家事育児の一部のみ、手助けしてもらえればありがたいという意識をもって対応しましょう。また同じような環境のママ友との悩みの共有や意見交換は、ストレス発散や孤独感を柔らげることにも繋がるでしょう。
 
また地域の子育てサークルに足を運んだり、厚生労働省が取り組んでいるファミリーサポートの利用を検討するなどもよいでしょう。いずれもインターネットで調べたり、各実施市区町村へ直接問い合わせると情報を得られるでしょう。官民さまざまな子育て支援を行っていますので、それらを上手に利用するのもおすすめです。
 

今の忙しさは、やがて終わりが来る

いつまでも今の辛い子育ては続きません。やがて子どもが成長すれば、子どもが「お母さん」と後追いしてきたことも、おもちゃの片付けや泥だらけの洗濯物も、全て懐かしくなる時が、来るのです

子ども達が巣立った今、以前は許せなかったこと、こだわっていたこと、ほとんどが「まあ、いいかあ」と思えるようになっています

子育てで忙しい毎日があるからこそ、「一人になりたい」「一人の至福の時間を過ごしたい」と感じるもの。そのように感じたときは、少し将来のことを想像してみたり、過去のことを思い起こしてみてはいかがでしょうか。

私には二人の子どもがおり、現在は社会の中で各々に目指した道を歩んでいます。子どもが2~3歳の頃、第一反抗期がおとずれ、何を言っても「イヤイヤ」という状況に対し、「子育てはなんて大変なんだろう」と思っていましたが、小学生になり、中間反抗期が来たとき「幼児期の反抗は可愛いかったな」と感じられたものです。
 
子どもたちが巣立った今、「お茶碗を洗わなくっちゃ」「お部屋を片付けなければ」と思って追い詰められていた過去を振り返り、どうして「『お母さん』と寄ってくる子どもを先に、応えてあげなかったんだろうか」と今になってようやく思い返したりもします。
 
子どもの成長には、それぞれのステップがあり、そのさなかにいる時は大変ですが、それぞれに終わりが必ず来ます。いつまでも今の辛い子育ては続きません。やがて子どもが成長すれば、子どもが「お母さん」「お父さん」と後追いしてきたことも、おもちゃの片付けや泥だらけの洗濯物も、全て懐かしくなるときがくるでしょう。

子育てに疲れ切ったときは、少し心を落ち着かせ、成長した子どもの姿を思い浮かべて、今の子どもとの限られた時間を大切にすることを考えてみてはいかがでしょうか。疲れた心が大きく癒されることと思います。
 
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。