子供の健やかな成長のカギを握る「自己肯定感」とは?

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子供が誕生し、育児をしている親全てが、子育て上手という訳ではありません。中には、「私は子育てが苦手」と思って悩んでいるママもいるでしょう

子供が誕生し、育児をしている親全てが、子育て上手という訳ではありません。中には、「私は子育てが苦手」と思っているママもいるでしょう。

「子供が思うように育たない」「私は子育てが苦手」と感じる原因は、さまざまな要因や背景が複雑に絡まっていて、ひとつに絞ることは難しいでしょう。ですが「自己肯定感」の高低が大きく関係していることは確かです。

これは「自分は正しい」という自己を肯定する意味ではなく、「自分は大切な存在なんだ」と感じられる気持ちを言います。

この気持ちは、生きていくための心の根っこになり、意欲や折れない心、素直な気持ちなどの全ての土台となり、この気持ちが育ってこそ、さまざまな能力も伸びていくのです。

従って子育てが上手くいかないと感じるのは、子供の自己肯定感がしっかり育まれていないということが大きな一因と言えるでしょう。

では、どのようにすれば子供の自己肯定感を育み、高められるのでしょうか?

日本は、自己に対する肯定的な評価が諸外国に比べ、低い状況にあるという調査結果が出ており、改善の必要があると言われています。(2015年・国立青少年教育振興機構調査)(2014年・内閣府 特集今を生きる若者の意識)

これらを受けて、子供の自己肯定感を高める取り組みや、その子育て法が発信されることが、徐々に増えてきているように感じます。

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ですが、その方法を知識として持ったところで、親自身の自己肯定感が低くければ、実践することは困難でしょう。その場合、親は自分自身の自己肯定感を高めることにも取り組んでみましょう。

 

自己肯定感が低いと思われる親の子供時代

親自身が子供時代、親に愛されなかった、スキンシップをあまりされなかった、褒められた記憶はなく、いつも親の機嫌で怒られていた。

親からいつも行動を指図され、自分に選択権や決定権がなく、一人でできることもさせてもらえなかった。

もしくは、暴力や育児放棄の状態があったなどの子供時代を過ごした場合、親自身の自己肯定感も低いと思われます。

次に自分でできる自己肯定感を高める具体的方法を7つお伝えします。

 

親自身の自己肯定感を高める7つの具体的方法
その1、自分の良いところをみつけて書き出す

自分の良いところを紙に書きあげてみましょう。

例えばクッキーを焼くのが上手、子供の頃かけっこが早かった、熱帯魚を上手に飼う、赤いワンピースが似合う、電車でお年寄りが立っていたら席を譲る、ありがとうをいつも言う、など些細なことでもいいのです。

できるだけ多く書き出してみましょう。こんなにも良い所がたくさんある自分に気づくことが出来るでしょう。
 

その2、自分の自己肯定感を下げる人とは距離を置く 

自分にネガティブな言葉を投げかけてくる人、一緒にいると気が重くなる人とは距離を一度置いてみてはいかがでしょうか。

気持ちが進まない誘いを断れなかったり、受け取りたくない言葉を受け取ったりすると、更に自己肯定感が低くなります。

「ネガティブな言葉は、受け取らなくてもいいのよ」「一緒にいると、いつも気持ちが沈む人から離れていいよ」と自分に言ってあげましょう。

 

その3、好きなこと、興味あるものの集まりに行ってみる

自分が好きなこと、また興味があることの集まりやサークルに足を運んでみましょう。

そこで同じ目的や趣味を持つ仲間や友達ができ、生産的でポジティブな時間を過ごすようになれば、自己肯定感が高められてくるでしょう。

 

その4、出来ないことより、出来たことに目を向けてみる

同じ行動、状況でも人によって、捉え方、表現の仕方はさまざまです。

「今日は本を10ページしか読めなかった」というより「10ページも読めた」と考えてみましょう。出来なかったことより、出来たことに目を向けましょう。

また「自分は何をやってものろまだ」と思うより、「自分は落ち着いている」「丁寧に取り組む」と考え、反対にせっかちな人は、フットワークが軽く行動力があると、できるだけポジティブに捉える練習をするといいですね。

 

その5、小さな達成感を積み上げ、自分を褒める

達成感を味わえるように、自分で出来そうな小さなことから、行動に起こしてみましょう。

例えば明日はいつもより10分早く起床する、一週間日記をつける、友達との旅行のスケジュールを決める、など、最初はハードルを低くし、小さな目標から達成していき、その度に自分にOKを出し褒めてあげましょう。

 

その6、子供に「あなたがいるだけでママは幸せ」と言ってみる

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親の自己肯定感が高まってくると「子育ては思い通りにいかないからこそ、楽しい」と同じ状況でも、ポジティブな気持ちになれるでしょう。先ずは自己肯定感の理解から始めましょう。そして親子で高めあえるといいですね

子供に「○○ちゃんがいてくれるだけで、ママは幸せ」と言って抱きしめましょう。

そうすることにより、子供の自己肯定感が高まり、ママがより大好きになるでしょう。お互い認め合い、相乗効果で自己肯定感が高まってくるでしょう。
 

その7、辛かった過去を乗り越えた今の自分を認める

もし上記の1から6までのことが、出来なくても、ありのままの自分を受け入れてあげましょう。

自分の良いところが見つからなくても、ネガティブな言葉を受け取ってしまっても、興味あるサークルに足を運ぶことが出来なくても、物事をポジティブに捉えられなくても、達成感を得られなくても、子どもを抱きしめて「あなたがいるだけで幸せ」と言えなくても、それも全て自分です。

自己肯定感を高めることが出来なくても、自己肯定感の低い自分に気づき、それを高めようと思った自分がいるのは事実です。それを認めて褒めてあげましょう。

「いろんな過去があったね。辛いこともいっぱいだったね。でもよくその過去を乗り越え今日まで頑張ってきたね」と優しく自分に語りかけてあげましょう。

 

先ずは親自身がありのままの自分を認めましょう

親の自己肯定感が高まってくると「子育ては思い通りにいかないからこそ、楽しい」と同じ状況でも、ポジティブな気持ちになれるでしょう。

自己肯定感とは、自分に自信がある、自分は人より優れている、といったような感情ではなく、ダメな所も、弱い所も全てひっくるめて、認めて受け止めてあげる気持ちです。

今日頑張ったから、明日から急に高まるものでもありませんが、自分にOKを出せれば、急に気持ちが楽になることもあります。先ずは自己肯定感の理解から始めましょう。そして親子で高めあえるといいですね。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。