結婚式や年賀状で使ってはいけない忌み言葉とは
結婚式や年賀状で使ってはいけない忌み言葉とは
結婚式で使ってはいけない忌み言葉
スピーチや謝辞にも使ってはいけない忌み言葉があるので、慎重に言葉を選ばなければいけません
<結婚式で使ってはいけない忌み言葉>
- 終わる・切る・切れる・破れる・別れる・離れる
- 出る・出す・戻る・去る・帰る・帰す・返る・飽きる
- 滅びる・苦しい・壊れる・失う・ほどける・逃げる・破れる
- とんだこと・とんでもない・なおまた・ではまた
- かさねがさね・皆々様・たびたび・ますます
不幸や別れ、離婚を連想させる、重ね言葉などNGな言葉がたくさんありますね。違った言い回しに変えると使えるようになりますので例をいくつかご紹介します。
<言い換え例>
- ナイフで切る → ナイフを入れる
- 月日が流れる → 月日が通過する
- 終わる → お開きにする
- 飽きる → 満足する
- 忙しい → ご多用
- 帰る → 失礼する・中座する
- 最後 → 結ぶ
- 皆々様 → 皆様
- 「四(し)」や「九(く)」→ 「四(よん)」や「九(ここのつ)」と読み方を変える
葬儀で使ってはいけない忌み言葉
受付の挨拶や弔辞を述べる時、喪主の挨拶や会葬のお礼の場面など使ってはいけないNGワードが使われていないのか、事前に必ずチェックです
<葬儀で使ってはいけない忌み言葉>
- 不幸が重なる(二度重なる):重ね重ね・くれぐれも・度々・しばしば・返す返す・次々
- 不幸が再び来る(次にも続いていく):また・続く・重ねる・再三・追って
- 数字:「九」「四」
■宗派によっても忌み言葉が変わる
- 仏教(成仏を避ける言葉を使わない):浮かばれない・迷う
- 神道(死後の世界へは旅立たない、御霊はとどまり子孫の守護神となる):ご冥福・ご供養・往生・成仏する
- キリスト教(死とは神の元召され永遠の安らぎを得る):ご冥福・ご供養・往生・成仏する
宗派によってそれぞれ忌み言葉が変わってきます。気をつけなければいけませんね。ですが違った言い回しに変えると使えるようになります。例をいくつかご紹介しましょう。
<言い換え例>
- 重ね重ね → 深く、加えて
- いろいろ → 多くの
- 返すがえす → 振り返ると
- 追って → 後ほど
- 再び → 今一度
- 死亡 → ご逝去(ごせいきょ)、ご他界
- ご生存中 → ご生前
- 生きているころ → お元気なころ
- 四(し)、九(く)→ 四(よん)、九(ここのつ)
- 死亡 → カトリックは帰天(きてん)、プロテスタントは召天(しょうてん)
年賀状で使ってはいけない言葉
新しい年を迎える最初のご挨拶である年賀状にも避けたい言葉があります。忌み言葉である「去る」「失う」「滅びる」「つぶれる」「破れる」「絶望」などはNGワード。新年早々縁起が良くない表現は使わないように。- 去年 → 昨年・旧年と言いまわせばOKです。
- 「一月元旦」「一月一日元旦」 → 「令和○○年 元旦」「○○○○年 元旦」
- 「新年あけましておめでとうございます」 → 「新年おめでとうございます」
その他の大事のポイント
- 相手の幸福を祈り、変わらぬ友誼を願うことばを記します。相手が不快に感じるフレーズはできるだけ書かないように(NG:昨年は体調を壊して……)
- 年の初めのご挨拶には区切りをつけてはいけません。「、」「。」などの句読点は、使わないように。
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