カラーコーディネート

「白・黒・グレー」の差し色で垢抜ける! セパレーションカラーとは

おしゃれな人は「差し色」の使い方が上手です。派手な色をポイントにすると思われがちですが、白・黒・グレーなどの地味な定番色も使えます。今回は、トップスとボトムスの組み合わせに取り入れていただきたい「セパレーションカラー」をご紹介します。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

地味色の「セパレーションカラー」でコーデを洗練

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コーディネートのポイントとされる「差し色」。あなたはうまく使えていますか?

差し色にはいくつか種類がありますが、今回はトップスとボトムスの間に挟むと効果的な「セパレーションカラー」をご紹介。用いるのは、ホワイト・グレー・ブラックなどの無彩色です。視線を引きつける鮮やかな「アクセントカラー」と違って、コーディネート全体を整えてくれる効果があります。

コーデの実例を参考に、おすすめの配色とその効果を見ていきましょう。

<目次>    

1.「ブラウンコーデ」には、ミルクのようなホワイトを

ブラウン&ホワイトのスタバ配色 出典:WEAR

ブラウン系の濃淡&ホワイトの「スタバ配色」 出典:WEAR

 
2020秋のトレンドカラー「ブラウン」は、ナチュラル系、クラシック系コーデの定番色。

単色では落ち着いた地味な印象ですが、レオパード柄のように、配色によってワイルドで派手なイメージになることもあります。暖色系ならではのあたたかさが感じられながら、寒色系のようなリラックス感も得られる、ちょっと不思議な心理的効果を持つ色です。
ブラウン系濃淡コーデに無彩色のセパレーションカラーを

ブラウン系濃淡コーデに無彩色のセパレーションカラーを


ブラウン系濃淡コーデは「スタバ配色」として注目されていますが、気をつけないともっさりした印象にもなりがち。

スターバックスのドリンク「キャラメルマキアート」のように、ミルクのようなホワイトをセパレーションカラーにすると、すっきり、さっぱり、ほんのり甘いイメージが加わります。

 

2.「淡色コーデ」に無彩色を入れて、単調なイメージを回避

ベージュ&ピンクを無彩色でセパレーション 出典:WEAR

ベージュ&ピンクを無彩色の白でセパレーション 出典:WEAR


画像のようなベージュとパステルピンクは、どちらも淡いトーンという共通点があります。

共通要素のある組み合わせは、まとまった印象である一方、単調になってしまいがち。そんなときは、ぜひセパレーションカラーを取り入れてみてください。
 
淡色コーデは無彩色のセパレーションカラーでイメージがかわる

淡色コーデは無彩色のセパレーションカラーでイメージが変わる


ホワイトを取り入れてロマンティックに、グレーを取り入れてシックに、ブラックを取り入れてスタイリッシュに。配色バランスを整えるだけでなく、全体のイメージを調整することができます。

 

3.「カラーパンツコーデ」に差し色を入れると垢抜ける

カラーパンツも差し色「白」の効果でさわやかに 出典:WEAR

カラーパンツも差し色「白」の効果でさわやかに 出典:WEAR


今シーズン人気のカラーパンツは、地味色のトップスと組み合わせる人が多いようです。

イエローグリーンのパンツとカフェオレ色のセーターは、今シーズンらしい色合わせのひとつ。この配色に、セパレーションカラーの白を取り入れたことで、洗練された着こなしになっています。
 
「地味色」はセパレーションカラーとして使える

「地味色」はセパレーションカラーとして使える


セパレーションカラーは、ホワイト、グレー、ブラックのほか、ブラウン、ネイビー、ベージュ、カーキなども使えます。画像のコーデの場合は、カーキを差し色にしてもよいと思います。

 

4.「くすみブルーコーデ」は、なりたい印象で差し色を変えて

リラックス感のある配色にはベージュを差し色にしても◎ 出典:WEAR

リラックス感のある配色にはベージュを差し色にしても◎ 出典:WEAR


こちらは、くすみブルーのバーカーとブラウンパンツのコーデ。空のブルーと大地のブラウンが、ナチュラルなイメージです。

身近にある色同士であることに加えて、どちらも発色をおさえたやや濁りのあるトーンなので、リラックス感のある配色となっています。
 
ベージュも差し色として使える

ベージュも差し色として使える


画像のコーデのようにホワイトを加えると、すっきりとした着こなしに。シックな雰囲気にしたいときは、グレーやベージュがおすすめです。

 

5.「ブラックコーデ」は差し色でスタイリッシュなイメージに

ブラックコーデにも差し色プラス 出典:WEAR

ブラックコーデにも差し色プラス 出典:WEAR


今シーズン人気のブラックコーデは、ウール、レザーなど、異素材の組み合わせがセンスの見せどころ。差し色を取り入れると、よりスタイリッシュなイメージになります。
ブラックコーデにはグレージュを差し色にしても◎

ブラックコーデにはグレージュを差し色にしても◎


画像のコーデは、スウェットとコーデュロイパンツというカジュアルなアイテムを使っていますが、ホワイトをセパレーションカラーにすることで、モードカジュアルな着こなしに。ほかに、グレーやグレージュを差し色にしてもよいでしょう。


トップスとボトムスを組み合わせて「無難すぎるかも?」と感じたときは、今回ご紹介したセパレーションカラーに参考にしてみてください。Tシャツやシャツなど、定番アイテムによくある地味色が、よい仕事をしてくれます。


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