自分に似合う「地味色」って? 失敗しない冬のアウター選び

ジャケットやコートなど、冬のアウターは単価が高いので、慎重に選びたいところ。
黒・ベージュ・グレーといった「地味色」のアウターは使いやすいように思え、取り入れる方も多いカラー。でも着てみると「なんだか、顔に似合わない」と感じることもあるものです。
私も洋服選びで失敗したことがありますが、長く愛用しているアイテムを並べてみると、多くは自分のパーソナルカラー(その人に似合う色)。トップスやアウターなど、顔の近くにもってくるアイテムは、お顔映りを左右します。
似合う色は人それぞれ異なるものの、イエローベースとブルーベース、大きく2つに分かれます。ここでは、パーソナルカラーの簡単なチェック方法と、タイプごとに似合う「地味色」をお教えします。
似合う色は、指先の血色の色でわかる

パーソナルカラー(自分に似合う色)は、指先の血色の色でわかります
中指の第1関節と第2関節の間を、もう一方の手の指で軽く押さえると、指先の赤みが増します。指先の血色の色をよく観察してみてください。
オレンジみを帯びた赤になる人はイエローベース、紫みを帯びた赤になる人はブルーベースです。
4つに分かれるパーソナルカラー
イエローベースは、スプリングタイプとオータムタイプに分かれます(パーソナルカラーを調べてみたい方は、こちらでどうぞ「パーソナルカラーがわからない!自己診断のコツ」)。・スプリングタイプ
顔の印象:はっきりして明るい印象
似合う色:ベージュ、コーラル、オレンジなど
・オータムタイプ
顔の印象:落ち着いていてシックな印象
似合う色:ブラウン、オリーブ、マスタードなど
ブルーベースは、サマータイプとウィンタータイプに分かれます。
・サマータイプ
顔の印象:ソフトで優しい印象
似合う色:水色、ラベンダー、パステルピンクなど
・ウィンタータイプ
顔の印象:はっきりして濃い印象
似合う色:モノトーン、レッド、ロイヤルブルーなど
タイプごとに似合う「地味色」は?

地味色も、人それぞれ似合う色が異なります
上の色見本は、パーソナルカラーのタイプ別に似合う地味色をまとめたものです。
無難と思われがちなブラックが似合うのは、ウィンタータイプのみ。ブラウン、ベージュ、ホワイト、ネイビー、グレーは、タイプによって似合う色が微妙に違っています。
イエローベースはあたたかみのある色、ブルーベースはクールな色が似合います。
イエローベースにはブラウンやベージュがおすすめ
イエローベースの基本色は、ブラウンやベージュ。同系色の濃淡なので、この系統の色を揃えておくと、コーディネートも簡単です。
ミルクティーベージュのコート 出典:WEAR
ミルクティーのような澄んだベージュは、スプリングタイプにとてもよく似合います。明るく澄んだコーラルやオレンジなど、相性のよい色を差し色に加えてもよいでしょう。

チョコレートブラウンのカバーオール 出典:WEAR
チョコレートブラウンのような濃いブラウンは、オータムタイプにとてもよく似合います。差し色を加えるとしたら、オリーブやマスタードなどがおすすめです。
ブルーベースにはモノトーンがおすすめ
ブルーベースの基本色は、モノトーンです。ブラック、グレー、ホワイトの濃淡で、モードな雰囲気を楽しんだり、差し色を加えたりしてもよいでしょう。
ソフトホワイトのポンチョ 出典:WEAR
ブルーベースに似合うのは、黄みがかっていないホワイト。サマータイプは真っ白よりも、ソフトホワイトがとてもよく似合います。

チャコールグレーのポンチョ 出典:WEAR
グレーの中でも濃いめのチャコールグレーは、ウィンタータイプによく似合います。
冬のアウターをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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