31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は瀧波ユカリさん

「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、瀧波ユカリさんです

「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、瀧波ユカリさんです

オトナ女子の恋活・婚活にまつわる悩みにお答えする、その名も「31歳からの恋愛相談室」。今回の回答者は「瀧波ユカリさん」が担当します。

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■瀧波ユカリさんプロフィール
今回の回答者:瀧波ユカリさん

今回の回答者:瀧波ユカリさん

恋に悩める女性が大共感!『臨死!! 江古田ちゃん』『モトカレマニア』作者

漫画家。フリーター独身女性の赤裸々な日常をコミカルに描いた4コマ『臨死!!江古田ちゃん』や、元彼に未練タラタラな女性が元彼と再会、七転八倒するラブコメ『モトカレマニア』など、女性読者の心を揺さぶり、共感を呼ぶ作品を次々に発表。漫画『あさはかな夢みし』、エッセイ『女もたけなわ』『30と40のあいだ』『ありがとうって言えたなら』他著書多数。

HP:https://takinamiyukari.com/
twitter:@takinamiyukari
note:https://note.mu/takinamiyukari
 

お悩み:結婚して名字が変わることがさみしく、手放しで喜べません

お悩み:結婚して名字が変わることがさみしく、手放しで喜べません

お悩み:結婚して名字が変わることがさみしく、手放しで喜べません

■もえさん(34歳、金融)のお悩み
こんにちは。3カ月後の交際記念日に入籍予定の、もえと申します。
 
結婚後は、彼氏の名字になる予定です。そのことに、ずっと小さなモヤモヤを抱えています。
 
彼氏の名字になることが、嬉しいという気持ちもあります。でも、旧姓自体がとてもお気に入りだったので、すごくさみしいです。
 
彼氏が無邪気に「もえもいよいよ、◯◯(彼の名字です)になるんだね」なんてはしゃいでいるのを見ると、嬉しい反面、「あなたは何も変わらないからいいよね」とうらめしく思ってしまいます。
 
以前、ほんの少しだけ今の気持ちを伝えたことがあるのですが、彼はあまりピンとこない様子でした。それに、そのとき「もえの名字と俺の下の名前は合わないな」と言っていたので、私の旧姓を使うという案は、私の中で消えました。
 
事実婚という選択肢があることも知っています。でも、名字のためだけにそうするほど、強い思いがあるわけではありません。なのでやっぱり、法律婚で、私が彼の名字になるつもりです。
 
でも、それでも、モヤモヤは残り続けています。どうしようもないのですが。この思いを誰かに聞いてほしくて、メッセージさせていただきました。
 
相談というより愚痴になってしまっていますが、何か一言いただけたら嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。
 

アドバイス1:結婚生活で最も大切なのは、何でも話し合える仲でいること

アドバイス1:結婚生活で最も大切なのは、何でも話し合える仲でいること

アドバイス1:結婚生活で最も大切なのは、何でも話し合える仲でいること

もえさん、まずはご結婚が決まったこと、おめでとうございます!
 
結婚はゴールではなく始まりです。これから何十年も一緒に過ごすことになるでしょう。その長い時間を楽しいものにしていくために大切なことって、なんでしょう? 私は、どんなことでも話し合える仲でいることだと思います。
 
どんなことでも……っていうのは、政治、経済、国際問題なども含め、あらゆる分野の話題を網羅して……って意味じゃないですよ。「私はこれが不満」とか「お前のこれがムカつく」とか、そういう話です! まさに名字の問題も、その1つといえます。
 
だからもえさん、まずはね、名字のことでも何でも、ほんの少しだけとかじゃなくてしっかり自分の気持ちを伝えましょう。もうこれ、大前提。結婚生活の一丁目一番地。
 
言いたいけど言えなくてモヤモヤ……という気持ちも状況もとてもよくわかるけど、自分の気持ちを言葉にして相手に伝えることができるのは、自分だけなんですよ。
 

アドバイス2:「言いたいことをなぜ言えないのか」を掘り下げてみて

言いたいけどどうしても言えないと思うのなら、「どうして言えないのか」を考えてみましょう。
 
もしかしたら相手との間に、微妙な上下関係があるのかもしれない。相手が「意見なんて聞かない」という圧を放っているのかもしれない。もしくは相手の問題じゃなくて、自分が意見を言うことに対して今までずっと消極的で慣れていないのかもしれない。
 
言えない理由が思い当たったら、どうやったら言えるように変えていけるかを考えましょう。そこまで進んで、やっとスタート地点に立てると思ってほしいです。
 

アドバイス3:モヤモヤの原因は「名字が変わること」ではなく「彼が不誠実なこと」では?

アドバイス3:モヤモヤの原因は「名字が変わること」ではなく「彼が不誠実なこと」では?

アドバイス3:モヤモヤの原因は「名字が変わること」ではなく「彼が不誠実なこと」では?

それと、もう1つ気になったことがあります。こっちのほうが長くなってしまうんですが、どうしても伝えたいのでぶっこませていただきますね!
 
もえさんがモヤモヤしているのは「自分の名字が変わること」じゃなくて、「彼が名字を変えるのは当然女性側だと思っていて、名字を変える側の気持ちを想像もしないこと」なんじゃないでしょうか?
 
しかも彼、ただ無邪気にそう思っているわけではなく……「彼女が名字を変えたくないと思っているとしても、自分だって絶対に変えたくない。だから名字の話はしたくない」と思っている。そんな気が私はするんですよね。
 
だって、もえさんが名字の話をしてみたときの彼の反応、「もえの名字と俺の下の名前は合わないな」。これ、かなりずるいやつですよ。
 
もえさんは「名字と名前が合う・合わない」の話をしたいわけじゃなくて「自分は長年使ってきた名字を変えることを単純に喜べない」という気持ちをまず知ってもらいたかったんですよね。それに対する返答が、合う・合わない的な話なのはちょっとおかしいと思うんです。
 
ほかに言えることはいくらでもあるわけじゃないですか。「名字を変えるって喜びだけじゃないんだね。知らなかったよ。気付かなくてごめんね」とか。
 
まあそこまで100点満点の回答じゃなくても、相手が名字を変えてくれることに対する感謝とか、温かいものを差し出してもらえたらこっちだって「話してよかった」って思えるのに!
 
そういうふうに向き合うことも差し出すこともしたくなくて(もしくはする強さを持てなくて)、「合う・合わない」の話にしてしまったんじゃないかな、論点をずらした上で話を終わらせたかったのかな、って私は考えてしまうんです。
 
で、そうだとしたら彼は「相手の感じている痛みや理不尽の気配を察知しているけれど、そこに向き合って自分が何かを差し出したくはないので、できるだけ気付かないふりをする不誠実なところのある人」なのかな~?と思うんですよね。
 
(全面的に不誠実なやつ!というわけではなく、誰しも持っている欠点の1つとしてそういうところのある人ということです)
 

アドバイス4:本音を伝え合うことで、夫婦は進化していける

そしてこの「相手の感じている痛みや理不尽の気配を察知しているけれど、そこに向き合って自分が何かを差し出したくはないので、できるだけ気付かないふりをする」って、実は結婚生活においてめちゃくちゃ厄介な態度なんですよ!!!
 
以下、そんなところのある人の行動例です。
 
■家事のこと
  • 何か飲んだあと、シンクにコップを放置する
  • 炊飯器のお米を一口ぶんだけ残して放置する
  • 風呂に入ったあと、バスタブを洗わない
  • 脱いで丸まった靴下をそのまま洗濯かごに入れる
■育児のこと
  • 毎晩夜中に赤ちゃんが泣いて妻は寝不足なのに、自分は起きない
  • 妻が出かけたくても、代わりに赤ちゃんの世話をするとは言わない
  • 赤ちゃんをお風呂に入れても、前後の準備や仕上げは妻任せ
  • 保育園の送り迎え、なぜかノータッチ
こういうのって、単なる面倒くさがりではないんです。自分がやらないと配偶者がやることになるってもちろん知ってる。でも自分がやりたくないから改めない。配偶者のつらさを見て見ないふりをしてまで、自分の「やらなくていい権利」(そんなものはないけど)を守ろうとする。
 
そしてちゃんと、言い訳も用意している(カッコ内は私のツッコミです)。
 
家事だったら、
  • 「気付いたほうがやればいいと思うよ」(気付かないふりするくせに)
  • 「俺は多少汚くても平気だから」(こっちは平気じゃないんだよ)
  • 「今やろうと思ってたのに、言われたらやる気なくなる」(中学生か!)
育児だったら、
  •  「母親はホルモンの作用で起きられるんだよね?」(そうだとしてもつらいもんはつらい)
  • 「だめだ泣き止まない!やっぱりママがいいって~」(ママでも泣くんだよ)
  • 「やったらやったでダメ出しされるからつらい」(ダメ出ししないと子供の命に関わる)
そして改姓だったら、
  • 「お前の名字と俺の名前は合わないな」(論点ずらし)
  • 「名字変えたくないなんて、俺のこと好きじゃないの?」(論点ずらし)
  • 「俺、自分の名字気に入ってるから……」(相手の気持ちおかまいなしかよ)
そんな感じで、いまだに世の中ではなんとなく男性が当事者にならなくてもいいという雰囲気のある事柄(家事や育児や介護、改姓も)からするりと逃げる。そういう人はたくさんいます。
 
でも一方で、自分の不誠実さに気付いて変わっていく人もたくさんいます。自分が「やらなくていい権利」なんてないんだと気が付き、自分にとって都合のいい「世の中の常識」にしがみつくことをやめたとき、人は劇的に変わります。
 
なので、もしもえさんの彼が「するりと逃げる」タイプだったとしても、絶望しなくてよいのです。大切なのは、そんなところを愛する人のために変えていけるかどうかなので。
 
いずれにせよ彼には、より良い方向へと変わっていただきましょう。そのため最初にお伝えしたように、もえさんは名字のことを含めて「私はこれが不満」「お前のこれがムカつく」と思うことをバンバン言っていきましょう。
 
新婚でそんなことを言ったら嫌われてしまうかも……という心配はあるでしょう。たしかに、嫌われる可能性はゼロではないと思います。
 
でも、言わないでいたら不満やムカつきは溜まるし面倒事やストレスは増える一方。そうなると、今度は自分が相手のことをどんどん嫌いになっていってしまうんです。
 
言いたいことを言えずにいた結果、相手への気持ちが消えてしまうことほど悲しい結果ってないと思うんですよね。
 
伝えあっていくことで、夫婦は進化できます。まずは名字の話を改めて切り出し、自分の気持ちをしっかり伝えることでスタート地点に立ちましょう。応援しています!

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