初盆・お盆の過ごし方

お墓参りに行ってはいけない日・時間!? 彼岸明け・夕方はNG?

お墓参りは一般的に命日や月命日、お盆やお彼岸、年末年始によく行かれますが、それ以外の日に行ってもよく基本的にはいつでも大丈夫です。行ってはいけない日や時間帯もありませんが、注意すべきことは押さえておきましょう。 今回はそんなマナーをQ&Aでお答えします。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

お墓参りに行ってはいけない日・時間とは

お墓参りに行ってはいけない日・時間とは

思い立ったときにいつでもお墓参りをする、その気持ちが大切です

「お墓参りはいつ行ってもいい?」「お彼岸やお盆の時期を外しても問題ない?」――お墓入りに正しい時期や時間帯があるのでしょうか? 押さえておきたいお墓参りの時期に関するマナーをQ&Aでお答えします。
 
<目次>
 

Q:お墓参りに行く時期は決まっていますか?

A:ご先祖様を供養する気持ちがあればいつでもOK!

一般的に世間では、命日や月命日、お盆やお彼岸、年末年始にお墓参りをします。ではそれぞれの場面を解説していきましょう。

■お盆
宗派によりますが、年に一度、あの世から亡くなった人々が家に帰ってくると言われています。そのため、お盆はお墓参りに行く人が一番多い時期です。一般的に故人を迎える13日「入り盆」とあの世に送る16日「送り盆」の日にお墓参りをしますが、中日(14日・15日)に行かれても問題ありません。

■年末年始
年末年始には、年神様として子孫の幸せを願うため故人が帰って来るといわれています。また、家族で一年の無事を祈るためにお墓参りをするご家庭もあります。それにはまず、年末に家だけでなく、お墓もきれいに掃除をしておけば気持ちよく年神様を迎えられます。

■お彼岸
「春分の日」を中日とした1週間が春のお彼岸、また「秋分の日」を中日とした1週間が秋のお彼岸です。お彼岸はあの世とこの世の間が一番近くなるため、ご先祖様を供養できると言われています。

■命日(祥月命日)
故人が亡くなった同じ月日(1年に一度)

■月命日
故人が亡くなった日(毎月の命日のたびにお墓参りをしなければいけないことはありません)。
 

Q:お墓参りに行く時間帯はありますか?

A:決まった時間帯はありません。

昔から午前中に行くのがよいとされてきました。後回しにするなんてとんでもない、と優先順位を一番にしてご先祖様を敬う気持ちを大事にするためです。しかし最近では、仕事で忙しい方や遠方に住んでいる場合など、行けるときにいつでも行けばよいと考えられるようになりました。
 

Q:お墓参りは夕方に行ってはいけない?

A:夕方でも問題ありません。
お墓参り 言ってはいけない日 時間

夕方は悪いものが出やすく取り憑かれやすい時間帯と言われていますが、これ本当?

こちらも夕方以降は良くないとされてきましたが、夏の暑い日中を避けて夕方涼しくなってからお参りをするのも悪くありません。ただ午後遅くなると、人けのない霊園や墓地は、転倒など安全面から気を付ける必要があります。また1人で行く場合にも、防犯面に注意が必要です。
 

Q:遠方でお墓参りに行けない場合、何かできることはありますか?

A:遠方のお墓のある方向へ手を合わせるだけでも供養できます。

お墓でお参りするだけが供養することではありません。近くの親戚にお願いする、またお墓の掃除、代わりにお参りしてくれるお墓の代行サービスを利用する手もあります。お墓にWebカメラを設置してインターネット経由でお参りする、という方法もあるこのご時世。お墓の引っ越しや永代供養など方法はいくつかありますので、お寺や霊園に相談するとよいでしょう。

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