意外と迷う、お墓参りの花。何を選べばいいのでしょうか

意外と迷う、お墓参りの花。何を選べばいいのでしょうか

お盆やお彼岸、毎月命日のお墓参りの持っていく必需品は、掃除用にたわし・歯ブラシ・ほうき・ぞうきん・バケツ・ゴミ袋など。お供え用にお花・菓子・果物・飲み物・それらを置く半紙。そしてお参りするためには、数珠・線香・ろうそく・マッチがあります。

その中でちょっと気になるのがお花。何でもいいってわけではないようです。今回は種類や価格、お供えする時のマナーをまとめてみましたのでご参考までに!

▼記事INDEX
お墓参りに持っていくのにおすすめの花は?
昨今の花のトレンドって?
避けたいNGの花は?
花を選ぶ際の価格の目安
花をお供えするときのマナー


お墓参りに持っていくのにおすすめの花は?

「この花でなければならない」という決まりごとはないようです。雑然としたお墓に彩ることができるよう、できれば長持ちする花を選びたいもの。たとえば「菊の花」が一般的に好まれますが、それにはきちんと訳があるのです。
お墓参りの花で、菊が選ばれるのはちゃんと理由があります

お墓参りの花で、菊が選ばれるのはちゃんと理由があります

日本では「菊の花」は邪気を払う意味で伝統的に仏花、献花とされてきました、また海外でも白菊が供えられています。日持ちも良く、枯れても散らかりにくいのもその理由の一つです。

「菊の花」以外には、カーネーション・アイリス・キンセンカ・スターチス・りんどう・グラジオラス・ケイトウ・ユリなどがあります。お参りする時期によって、市場に出る仏花は変わってきますので、その季節に合ったものを供えられたらよいでしょう。


昨今の花のトレンドって?

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清楚なリシアンサスを中心に、清らかで穏やかな色調の花束(画像提供:日比谷花壇)

最近では造花やドライフラワーを仏花としてお供えするのが増えてきています。生花でなければいけない理由はありませんので、その方の供養する気持ちがあれば良いのではないかと思います。実際暑い地域では1日で枯れてしまいますので、造花をお供えする地域もあるそうです。

とは言っても仏教的な考えに沿わないと受け付けないこともありますので、霊園や公園墓地以外の寺院にお墓がある場合でしたらご住職に尋ねるのもよいでしょう。また生花は傷みやすく、虫などが寄ってくる原因になるので仏花の持ち帰りをすすめている霊園もあります。初めてお墓詣りに行かれる際、霊園やお寺に尋ねてみるのもよいかもしれません。


避けたいNGの花は?

トゲがあるもの(バラやアザミなど、トゲはカットすればOK)、香りのきつい花(ユリなど虫が集まってくる)、毒を持つ花(スイセン、彼岸花など)、ツルがあるもの(アサガオ・クレマチスなど巻きついて邪魔になる)また首から落ちると言う意味合いから、椿やボタンなど避けたい花は意外とあるものです。
首から落ちると言う意味合いから、椿などは避けたほうがいいことも

首から落ちると言う意味合いから、椿などは避けたほうがいいことも

絶対いけないわけではありませんが、花にも仏花に相応しくないものがあるので覚えておくとよいでしょう。また住む地域や宗派の風習、習慣があります。お墓を管理して頂いている所では、お墓をいつも綺麗にお掃除されていることも考えてお花をお供えしてくださいね。


花を選ぶ際の価格の目安

街の花屋さん、スーパーやコンビニ、ホームセンターで「仏花」が売られています。地域によってその価格は変わりますが、一般的に300円から800円ぐらいが相場です。花屋さんに希望の予算を提示して「仏花」を作ってもらえば、新鮮でいろいろなアレンジをしてもらえます。スーパーやコンビニ、ホームセンターなら手軽に買えて価格も少し押さえられます。自分の予算、または好みで買う場所を決められたらよいでしょう。

気をつけたいのは「仏花」は「対」になっているので2束で1セットとなりますので、価格は2倍になります。1束だけの仏花でもかまいません。


花をお供えするときのマナー

お墓の前には左右に花立が用意されています。その際、花は左右対称になるようにお供えします。また花立ていっぱいに花を入れずに1束の花の本数を3・5・7本の奇数の花を飾るのが良いとされています。

花の色にも特に決まりはないようですが、一般的に「白・赤・黄・紫・ピンク」の5色、3色だと「白・黄・紫」の組み合わせが多いです。ですが故人が寂しくないように華やかな色の組み合わせの花で彩ってあげられると雑然としたお墓はきっと賑やかになります。ただし故人が亡くなって日が浅い場合には、白を基調とした淡い色の花を供えるとよいでしょう。

なによりも故人を偲ぶ”気持ち”が大切です。故人の好きだった花や思い出の花、イメージに合った花などを選んでもかまいません。また地域や宗教・宗派によって伝わるしきたりや慣習にそって花を選ぶことも、故人の好きな花や色の花を選ぶことも、故人を思う気持ちは同じです。故人のために花を選び、故人を偲びながら花を手向けてくださいね。
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