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子供を叱らない親、ママ友はどうすべき?
人に迷惑をかけていても、叱らないで放置しているママ友に困ることがあるでしょう
「叱らない子育て」という言葉は、聞いたことがあるでしょう。各家庭にはそれぞれ子育ての方針があり、「叱らずに子どもを育てる」という親もいらっしゃるでしょう。しかし、その叱らない子育てを勘違いして解釈している親もいるようです。
例えば次のような場面に出遭ったことはないでしょうか。
■よその家のソファーの上で、どんどん飛び跳ねる
「うちの子、体を動かすこと、大好きなの!」
■友達のおもちゃを取り上げて、なかなか返さない
「人が持っている物、何でも欲しがる時期なのよね~」
■些細な口ケンカから、手が出て友達を叩く
「うちの子は、謝るのが嫌いなタイプなの」
など、自分勝手な言い訳をして、子どもを叱らず「うちは、叱らない子育て方針だから」と平気で言う親もいます。
本来の「叱らない子育て」とは、叱ることに頼らない子育て
「叱らない子育て」と言っても、人に迷惑をかけることや、危険な場合は、しっかり注意しなければなりません
特に、危険が及ぶことや人に迷惑をかけることは、注意しなければなりません。それは、自分の子どもでなくとも、言えることでしょう。
しかしそこにママ友という関係があると、今後のお付き合いのことなど考え、悩むところです。子ども同士を遊ばせていて、相手の子どもが人に迷惑をかけている場合、その子を叱って、もしママ友と気まずくなったら……と思うと、なかなか注意し辛いものですね。
では、どのように関わればよいのでしょうか。人に迷惑をかけるわが子を叱らないママ友への対応法を2段階に分けてお伝えします。
ママ友に自分の子育て方針を伝える
人に迷惑をかける子どものママ友に、注意を伝えることは難しく、憂鬱になることもあるでしょう
■ポイント1、一旦は相手の言葉を受け入れる
最初に、ママ友の話しに理解を示す言葉を言いましょう。そうすれば、相手は次の話しが受け入れやすくなります。
■ポイント2、自分の意見や子育て法を伝える
ママ友の子育て法を否定や批判するのではなく、自分の子育て法を伝えます。
■ポイント3、笑顔で、穏やかに話す
話すときは、笑顔で、穏やかな口調で、また柔らかいトーンで話すことを心がけましょう。
これらの会話で、ママ友が気づき、わが子を注意してくれればよいのですが、そうでない場合もあると思います。その時は子どもに直接注意してよいでしょう。
次に、子どもに直接注意する
人に迷惑をかけたり、危険な行為など叱るべき場面で、その親が放置しているようなときは、たとえママ友の子どもであっても、心を決めて注意しましょう。その時のポイントを3つご紹介します。■ポイント1、その場で注意を促す
ママ友に注意を促したその流れの場で言いましょう。時間が経過してから「あの時ね、……」など言うのはよくありません。
■ポイント2、行為のみを端的に注意する
迷惑をかけている行為のみを短く、端的に注意しましょう。
■ポイント3、目を見て、きっぱりした口調で注意する
子どもの目を見て、厳しい表情で注意しましょう。大きな声を出す必要はありませんが、きっぱりした口調で言ってください。 迷惑をかけているわが子を叱らないママ友への対応、具体的返答例を紹介します。
■他所のお宅のソフアーの上で、どんどん飛び跳ねる
ママ友へ
「そうよね、うちの子もとっても活発で、体を動かすことが大好きなの。でも家の中で騒ぎすぎたり、飛び跳ねるのはダメって注意しているわ。その分、屋外で思いっきり遊ばせているの」
子どもへ
「ソファーの上で飛び跳ねるのは止めてね」
■友達のおもちゃを取り上げて、なかなか返さない
ママ友へ
「うちの子も、同じよ。直ぐに人の持っている物を欲しがるの。でも順番に使うことや、ルールを守らせることを教えるのって、この時期大切だから、うちは順番に使うようにいつも言っているのよ」
子どもへ
「おもちゃは順番に使いましょう。もう返してあげてね」
■些細な口ケンカから、手が出て友達を叩く
ママ友へ
「子どもって、言葉で伝えるより、先に手が出ちゃうこと多いよね。でも叩くことは絶対ダメって、はっきり教えているの。そして『ごめんなさい』が言える子は、かっこいいよって言ってるのよ」
子どもへ
「叩くことは、絶対ダメ!ごめんなさいを言いましょう」
価値観の違うママ友と距離を置くこともあり
いきなり子どもに注意をするのではなく、ワンクッション置いていますので、親には注意する理由が分かり、ママ友も納得がいくと思います。これでもし、相手が怒ったり、険悪なムードになるのなら、価値観が違うのですから、今後益々溝は深まっていくでしょう。今は、子ども同士が遊ぶので、仲良くしていても、家庭の教育方針が違っていれば、やがて子ども達も成長するにつれて、一緒に遊ぶことは減るでしょう。ですので、徐々にそのママ友と距離を置いていくこともよいでしょう。
ママ友の子どもに注意することは確かに難しいものですが、その子どものためにも、ぜひ叱るべき場面では注意してみてください。
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