新しくエコバッグを探している人にも! アーティストOlafur Eliasson(オラファー・エリアソン)が立ち上げたアートプロジェクト「リトルサン」のオリジナルトートバッグ
展覧会巡りはわたしの楽しみのひとつ。美術館などで販売される展覧会グッズにも注目しているのですが、なかでもトートバッグはA4ファイルが入る手ごろなサイズが多く、価格も手頃で重宝します。
最近愛用しているのは、アーティストOlafur Eliasson(オラファー・エリアソン)が立ち上げたアートプロジェクト「リトルサン」のオリジナルトートバッグ。2020年9月27日まで東京都現代美術館にて、エリアソンの大規模な個展が開催されており、そこで購入することができます。
展覧会グッズのイチオシは「トートバッグ」
オラファー・エリアソン《太陽の中心への探査》2017年「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 Courtesy of the artist and PKM Gallery, Seoul © 2017 Olafur Eliasson
オラファー・エリアソン《太陽の中心への探査》部分 2017年「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 Courtesy of the artist and PKM Gallery, Seoul © 2017 Olafur Eliasson
アーティストOlafur Eliasson(オラファー・エリアソン)の展覧会『ときに川は橋となる』(東京都現代美術館)は、コロナ禍で一旦は休止となりましたが、期間を変更して改めて開催される運びとなりました。
日本で10年ぶりに開催される大規模な個展なので、休止が発表されたときはとても残念で、せめてグッズだけでもと思い、このトートバッグを購入しましたがとても使い勝手がいいんです。A4サイズも入り、普段のエコバッグとしても活用しています。
A4のノートがすっぽりと入るサイズ感も◎
このトートバッグは、展覧会の関連グッズというよりオラファー・エリアソンのアートプロジェクト「リトルサン」のグッズという位置づけになります。
トートバッグのデザインに、メッセージ性が込められているのも興味深い点。中心に描かれた円は、地球上のすべての人々に降り注ぐ太陽の光であり、同時に再生可能なエネルギーのサイクルを表現。そして、黄色の持ち手はバッグの持ち主がいつも「太陽と手をつないでいる」ことを表しているそうです。
タグにはフェアトレードの表記が
アーティスト支援にも! オラファー・エリアソンの活動やメッセージを体感
オラファー・エリアソン《ビューティー》1993年「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 1993 Olafur Eliasson
アイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソンは1967年生まれ。アートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得てきました。
エリアソンのインスタレーション(場所や空間全体を作品とする体験型アートの手法)は、光、水、霧などの自然現象を用いて、周りの世界を知覚させ、わたしたちと自然の複雑な関係について、ひとりひとりに気づきを促してくれます。
電力網が充実していない地域の人に光を提供するソーラーライト「リトルサン」
今回のトートバッグは、オラファー・エリアソンが立ち上げたアートプロジェクト「リトルサン」のオリジナルトートバッグで、フェアトレードの仕組みによって製造されているのもポイント。
「リトルサン」は、電力にアクセスできない地域に住む人々に届けられる、携帯用のソーラーライトを中核に、人々に再生可能エネルギーへの関心を高めるように働きかけるプロジェクトです。
レジ袋の有料化にともないエコバッグの需要が高まる昨今。美術館で購入できる展覧会グッズのなかには、ちょっと気難しいデザインのものもありますが、トートバッグは価格も手ごろで普段使いしやすいものが多くておすすめです。
あまりクセのないデザインを選べば、オンオフ問わず活用でき、アーティストの活動支援にもつながるので、今後も気に入ったものがあれば積極的に購入していくつもりです。
DATA
オラファー・エリアソン┃リトルサン トートバッグ
展覧会:オラファー・エリアソン ときに川は橋となる
会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F