ウェス・アンダーソン作品の映画『グランド・ブラペスト・ホテル』

ウェス・アンダーソン作品の映画『グランド・ブダペスト・ホテル』


東ヨーロッパにある、とある高級ホテルのカリスマコンシェルジュと、新人ロビーボーイの交友を描いた映画『グランド・ブダペスト・ホテル』。2人が遭遇する殺人事件を発端に、ホテルの権威を守るため、大戦前夜のヨーロッパ大陸を逃避行しながら繰り広げるサスペンス・コメディードラマです。

監督、脚本はウェス・アンダーソン。ベルリン国際映画祭審査員グランプリやアカデミー賞など、数多くの映画祭で受賞した傑作作品です。主演は、『ハリーポッター』のヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズが務めました。
 

 

 

最後まで笑いが絶えないサスペンス映画

伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴは、グランド・ブダペスト・ホテルを取り仕切り、宿泊客の富裕層マダムたちの夜のお相手もこなす男。そんななか、長年お得意様であったマダムDが何者かに殺害されてしまいます。彼女の遺産をめぐる騒動にグスタヴが巻き込まれていくサスペンスストーリーですが、最後まで笑いが止まらないんです。
 
グランド・ブダペスト・ホテル

オリジナルサウンドトラックのジャケット


シーンすべてに共通するアンダーソンワールドが観る人の心を掴み、作品の美しさも相まって、本当に魅入ってしまう作品なんです。
 

豪華な俳優陣が集結!

主演のレイフ・ファインズをはじめ、作家を演じたジュード・ロウ、また高齢のマダムDを演じたティルダ・スウィントンなど、とにかく豪華な面々が勢揃い。

特に、若き日のロビーボーイーゼロを演じたアンソニー・レヴォロリの絶妙な演技に拍手喝采です。無表情のまま演じる細やかな表現が、彼の魅力をさらに引き出したのではないでしょうか。
若き日のロビーボーイゼロ 映画グランドブダペストホテル

若き日のロビーボーイゼロ 

 

豊かな色彩美術とこだわりの空間演出

豊かな色彩空間に立つ俳優たちの衣装やメイクも個性が光っており、どれも素敵。シーンごとにその時代設定に合わせた演出もさることながら、壁にかけてある絵画作品にも注目です。

そして何といっても特筆すべきは、カメラワークとシンメトリーの画面構成でしょう。アンダーソン監督のこだわりが詰まったイチオシの映画作品です。

ぜひ一度ご覧ください。
 

 



DATA
20世紀フォックス┃映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

監督:ウェス・アンダーソン
主演:ウィレム・デフォー、エイドリアン・ブロディ、F・マーレイ エイブラハム
ジャンル:コメディー、ドラマ
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