節約/通信費の節約

災害時の通信手段を確保しよう(2ページ目)

地震や台風等の広域災害が起こった時、いつも頼りにしている携帯電話や固定電話はまず使えないはずです。そんなとき、あなたはどうやって大切な人と連絡をとりますか?

執筆者:大串 明弘

安価なものや腕時計式のものもある

腕時計型のトランシーバー。 リストリンクス「X33X」

特定省電力トランシーバーは、いろんなところで売られています。数千円で買える安価なものや腕時計式のものもあるようです。家族や友人で数台購入し、定期的に使っていると、「いざというときに使い方がわからない」「電池が無かった」などという事態にならずに済みます。購入したら、定期的に使ってみると良いでしょう。

腕時計式のものは珍しいですが、常に身につけられるので、最後の最後に頼みの綱になるかもしれません。その他、病人、幼児を監視できるケアモニター機能などが付いた機種もあります。

購入時の注意点

購入する時に、気を付けて頂きたい点がいくつかあります。

(1) 機種によって通信できないものがあるため、複数購入する時には同じものを購入するか、お店で確認してもらってから購入すべきでしょう。災害時には、いろんな人がいろんな機種を使っていますから、誰かとコンタクトを取るのは比較的容易かもしれません。

(2) 連続待受時間が長いものを選びましょう。連続使用時間が短いものだと、すぐ電池切れになってしまい使えなくなってしまいます。

(3) 電源に注意しましょう。充電式のものは電池代がかからずお得ですが、いざ電池切れになったときに乾電池が使えません。中には、充電式でかつ乾電池も使えるようなものやオプションがあるものもあります。乾電池でも充電できるものがありますので、電池側で対応するのも手です。

予備電源を常に用意しよう

充電式の場合は難しいかもしれませんが、乾電池を使う機種の場合は、必ず予備の電池を用意しておきましょう。また、電池は使わなくても自然に放電していきます。一定期間で電池を取り替えるのも忘れないようにしましょう。

トランシーバーのお世話になる事態に遭遇したくはありませんが、「備えあれば憂いなし」ということで、気になる方は備えをしてみてはいかがでしょうか。


■参考サイト
 ・ 地震・災害時の電話のかけ方 【ガイド記事】
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