31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は藤本シゲユキさん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、藤本シゲユキさんです
■藤本シゲユキさんプロフィール
今回の回答者:藤本シゲユキさん
ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。累計相談件数5000件以上、HPは月間100万PV超。
HP:だまされない女のつくり方
twitter:@hamshigesan
<目次>
お悩み:新型コロナの影響で、同棲中の彼氏と一日中一緒にいることに。ストレスが限界です
お悩み:新型コロナの影響で、同棲中の彼氏と一日中一緒にいることに。ストレスが限界です
ついこの間、彼氏と同棲を始めたばかりの30歳です。同棲スタートした途端、新型コロナウイルスが流行し始めてしまい、今は2人とも在宅で仕事をしています。その結果、ほぼ24時間一緒に過ごすことになり、どうにも落ち着かないというか、息苦しさを感じています……。喧嘩も増えました。
私はもともとインドア派で、家から出ない生活がそこまで負担ではありません。でも彼はアウトドア派なので、趣味のサッカーやキャンプができず、ストレスがたまってイライラしている感じがします。
そのせいか、何かと突っかかってくることが多く、ついさっきも、私がオンラインショッピングでいろいろ買いすぎだと嫌味を言ってきました。
大好きだから、結婚を前提に同棲を始めたはずなのに、やっぱりずっと一緒にいるのはつらいものだなと感じます。そもそも相性がよくなかったのかな、ということも考えてしまいます。
本当に相性のいい夫婦だったら、四六時中一緒にいても、しっくりくるものなのでしょうか。それか、ずっと一緒にいても心地よい関係を作るためにできることはあるのでしょうか。ご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。
アドバイス1:非常時は人間の本性が出やすいもの
アドバイス1:非常時は人間の本性が出やすいもの
ここ最近メディアに出てきたワードで「コロナ離婚」というものがあります。
これは、コロナウイルスの影響によって夫婦がともに過ごす時間が長くなり、パートナーに対しイライラすることが増えたせいで「離婚を考えるようになった」「離婚しようと思った」というものになります。
とくにこういった危機的状況になると、人間の本性がすごく出やすいんです。
自粛生活を重んじるあまり外に出ている人間を非国民扱いする人や、ただ外に出て遊びたいだけなのに「経済を回さなければいけない」という大義名分のもと、自粛生活者を過剰にバッシングする人がいい例ではないでしょうか。
つまりコロナウイルスの影響で、溜まったストレスの発散口がなくてイライラを感じやすくなり、攻撃的になる人が増えているんですね。
彼のように元々がアウトドア派の人間であれば、自粛生活はかなり堪えるのではないでしょうか。
だからといって、パートナーに八つ当たりしていい理由にはならないですし、それは新型コロナウイルスの影響がない普段の日常でも同じことです。
アドバイス2:「相性がよければ結婚生活は万事うまくいく」は幻想
では、本当に相性のいい夫婦だったら、四六時中一緒にいてもしっくりくるものなのか?答えはNOです。
結婚生活は、好きという気持ちや相性の良さだけでやっていくには限界があります。なぜなら、ともに生活することによって起こる問題やすれ違い、手を取り合って乗り越えないといけない試練が必ずやってくるからなんです。
たとえ都合が悪いことが2人の身に降りかかったのだとしても、逃げずに向き合うことができなければ、どんどん関係性が悪化していくんですよね。
お互い一目惚れで付き合い、結婚までしたのに離婚している夫婦。趣味や価値観が非常に合い、一緒にいて楽だから結婚したのに離婚している夫婦。こういった人たちがいるのは、逃げずに向き合いきれなかったことが大きな原因だと僕は思っています。
もちろん、好きという気持ちも相性の良さも結婚する上で大切な要素になるのは間違いありませんが、それに輪をかけて重要になるのは、「向き合える人同士がくっついてるかどうか」なんです。
向き合うとは、自分の時間や労力を使ってお互いが良い状態になるよう話し合い、その都度改善に努めること。
つまりどちらかの人間が、「大事な話ができない」「話し合いができない」「自分のエゴしか通そうとしない」ということであれば、円満な夫婦関係を作ることはできないんですね。
アドバイス3:彼と腹を割って話し合うことが不可欠
アドバイス3:彼と腹を割って話し合うことが不可欠
- お互いがパートナーに興味がない
- どちらかの人間がパートナーを崇拝している
- どちらかの人間が我慢をしている
しかし、本当に幸せな夫婦は、衝突することがあっても話し合い乗り越えて、その繰り返しにより、同じことが原因でケンカをしなくなっていきます。
なのでペコさんがすることは一つなんです。彼と腹を割ってきちんと話すことです。
彼だけではなく、ペコさんも相当ストレスが溜まっていらっしゃると思うので、だからこそ解決に向けて話し合ったほうがいいんですね。たとえば、このように。
「コロナウイルスの影響で外に出られないからストレスが溜まっているのは分かるよ。とくにアウトドアが好きなあなたにとって、この状況はしんどいと思う。
でも最近、何かあるたびに突っかかってこられるから正直つらいし、すごく傷つく。だからそれはやめてほしい。
じゃあストレス溜まっても我慢しろってことかよと思ったかもしれないけど、私が言いたいのは、どうやったら少しでもあなたのストレスが軽減できるか、その方法を一緒に考えて話し合いたいの」
このように、傷ついたことを相手に伝え、同じ問題が起こらないように建設的に話し合うことが解決の一歩なんです。
相性の良さが完全に合致する人とめぐり逢うのは至難の業ですし、前述したように向き合えるかどうかのほうが大切です。
彼との今後の関係を考えるのは、まず話を切り出してからではないでしょうか。そこで彼が向き合ってくれるかどうかによって、今後の関係が変わってきます。
アドバイス4:何度でも諦めず話し合う習慣が、良好な関係を作る
ただ、これは覚えておいていただきたいのですが、彼がちゃんと話し合いに応じてくれて改善に向けて同意してくれたのだとしても、また同じことをする可能性はあります。その場合、「前に言ったのにな」と放っておくのではなく、再度同じ話をする必要があるんです。本当の意味で円満な関係を形成するには、こういった労力が必要不可欠なんですね。
残念ながら、これは彼が相手じゃなくても、誰が相手でも同じなんです。
もちろん、話を切り出す側の人のほうが労力を使うので、損な役回りになってしまいます。できれば波風立てたくないし、言う側の人のほうがしんどいですからね。
しかし、その労力を使ってでもお互いが話し合う習慣を身につけた先は、きっと明るい未来が待っています。
幸せは、しんどいことをしないと手に入らないものだということも、お忘れなく。
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