"カラフルな服"を着ると好感度がアップする?

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英国王室のエリザベス女王といえば、カラフルなファッションがトレードマークになっていますが、キャサリン妃もまたファッションアイコンとして世界中から注目を集める一人。外遊の際には、訪問国の色を取り入れるのが慣例となっています。

たとえば、アイルランド訪問ではグリーンを、カナダ訪問では赤のドレスを着用して、外遊先で熱狂的な歓迎を受けていました。自国の色を身につけたキャサリン妃に、アイルランドやカナダの多くの人々が好感を抱いたのではないでしょうか。

好きな色は人それぞれです。黄色好きな人がイエローのファッションに身を包んだエリザベス女王を目にしたら、なんとなく嬉しくなるものですし、それが他の色であっても同様です。エリザベス女王が世界中の多くの人々から愛されるのは、カラフルなファッションも一役買っているのかもしれません。
 

カリスマ経営者が“同じ色ばかり着る”理由

エリザベス女王やキャサリン妃とは対照的に、アップルの創業者として知られる故スティーブ・ジョブズ氏は、イッセイミヤケの濃紺のタートルネックにリーバイスのジーンズ、ニューバランスのスニーカーという一貫性のあるいで立ちを10年以上貫きました。アップルの業績が右肩上がりで成長を続ける中で、そのファッションも注目されるようになり、“ノームコア”(※極めて普通なスタイルの意)流行のひとつのきっかけとなりました。

ジョブズ氏がこのスタイルに行き着いた理由としては、さまざまな逸話が紹介されています。1980年代にソニーの工場を訪問したジョブズ氏は、従業員の制服に興味を持ち、創業者の故・盛田昭夫氏に尋ねました。すると、戦後の日本は貧しかったため社員に仕事用の服を用意するようになり、それがソニーという会社のスタイルに発展したと答えました。

そこでジョブズ氏は、ソニーの制服のデザインを手掛けていた三宅一生氏にアップルの制服デザインを依頼し、会議で制服を提案したところ大ブーイング。会社の制服をつくることは断念しましたが、自分のスタイルを人に伝えることができると考え、“自分だけの制服”としてタートルネックの制作を依頼。すると三宅氏は、なんと100着も作ってくれたといいます。

ジョブズ氏が日本人デザイナーの服を着ることは日本人にとって誇らしいことである一方で、世界中の多くの人々にとっては、そのミニマムなスタイルが禅のイメージと結びつき、神秘性を感じたのかもしれません。

また、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏も、グレーのTシャツに黒のパーカー、ジーンズというスタイルを貫いていることで知られます。彼は「決断疲れ」と呼ばれる心理学の知見を引用し、食事や服装などの小さな決断を極力少なくし、自分の仕事を通して社会へ貢献したいと、その理由を説明しています。
 

同じ服、同じ色にはデメリットも?

ごく普通のアイテムを着ているのにジョブズ氏やザッカーバーグ氏が格好よく見えるのは、革新的な製品やサービスを提供し、圧倒的な成功を収めたカリスマ性とリンクしているからといえるのかもしれませんね。

今やノームコアは、流行から、ひとつの選択肢として定着したように見えますが、ひとつ前の流行は、特に若い世代から見ると古臭く感じられるもの。最近の中高生にいわせると、ブルージーンズは「ダサい」から着ないのだそうです。

また、同じ色ばかりを着ることで、嫌いなものを寄せつけない雰囲気を醸し出したり、頑なな印象を与えることもありえます。

春、新シーズンを意識するならば、これまで着なかった新しい色を取り入れることをおすすめします。より多くの人から共感され、親近感を抱かれる可能性が広がりますよ。


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