今も愛され続けるSMAP。彼らは時代のシンボルとして社会を明るく照らしてくれました。個性豊かな5人はテレビドラマや映画でも大活躍、たくさんの名作に出演しています。
私たちの心を掴んで離さないSMAPの5人……木村拓哉さん、中居正広さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが出演したイチオシのドラマ作品を紹介します。
中居正広の透明感に心が洗われる『ATARU』(2012年/TBS系)
サヴァン症候群の主人公アタルが、難事件解決への手がかりを見出していくミステリー。コミカルな織り込みが多く、中居正広の持ち味が存分に光ります。不要なものをすべてそぎ落とし人間のピュアな部分だけを大切に育てながら演じた本作は、『味いちもんめ』(1995年/テレビ朝日系)や『ナニワ金融道』シリーズ(1996年~2005年/フジテレビ系)などで見せた威勢のよさとは違う、繊細な演技が新鮮。誰かを想う気持ちのあり方を考えさせられ、痛快だけではない奥深さに心が洗われます。
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『ATARU』
主演:中居正広
脚本:櫻井武晴
演出:木村ひさし、吉田健、韓哲
主題歌:椎名林檎「自由へ道連れ」
木村拓哉の若かりし危うさを、ずっと忘れない『ギフト』(1997年/フジテレビ系)
クールな展開にゾクゾクしながら、木村拓哉の持つ、若い時代にしか演じられない、一瞬の危うさを封じ込めたかのような貴重な作品。DVDとBlu-rayは2019年に再発売されています。記憶を失った青年が「届け屋」を続けながら自らの人生に向き合う物語は、”差しさわりのない物語”とは真逆の刺激的な問題作。粗削りではあるものの、登場する人物たちのいぶし銀のような個性が凄まじく渦巻きます。私たちの心にもギフトを届ける木村拓哉を堪能してください。
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『ギフト』
主演:木村拓哉
脚本:飯田譲治、井上由美子
演出:板谷恒一、桜庭信一
主題歌:ブライアン・フェリー「TOKYO JOE」
稲垣吾郎の唯一無二に癒やされる『心療中-in the Room-』(2013年/日本テレビ系)
主役はもちろんわき役でも光る存在感、レトロな時代の趣や時代劇での佇まい、冷酷な男に温和な男、どんな役柄もふわりと演じるしなやかさは役者・稲垣吾郎だけが持つ不思議な魅力です。そんな彼が、患者の声に集中する医師にみごとに着地した本作。カウンセリングルームという密室を舞台に繰り広げられる患者との会話劇を、張り詰めた緊張感で見せるワンシチュエーションドラマです。観ているこちらも身動きできなくなる空気のなか、煽ることなく引き込んでいく圧巻の演技に注目してください。
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『心療中-in the Room-』
主演:稲垣吾郎
脚本:青柳祐美子
監督:河合勇人
主題歌:山下智久「怪・セラ・セラ」
草彅剛の全身全霊に心が震える『僕の生きる道』(2003年/フジテレビ系)
草彅剛の魅力は、空気を一瞬で変えてしまう集中力。数ある名作の中でも、『僕の生きる道』は特別な一作です。29歳でこの世を去ることになる高校教師・中村秀雄が懸命に生き抜いた人生を、ていねいに力強く演じています。呼吸の一つひとつまでに魂を注ぎ込んだ熱演は、私たちの心のやわらかい場所まで浸透し、永遠に色あせることはありません。涙がとまらない作品を見ることはたやすいことではありませんが、届くメッセージは美しく、きっと未来につないでくれることでしょう。
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『僕の生きる道』
主演:草彅剛
脚本:橋部敦子
演出:星護、佐藤祐市、三宅喜重
主題歌:SMAP「世界に一つだけの花」
香取慎吾の伸びやかな等身大が愛しくなる『家族ノカタチ』(2016年/TBS系)
人とつながることは確かに面倒が多いもの。だから一人で生きていくことが最善なのか。現代の価値観をいろいろな方向から考察できる物語は、登場人物たちの言葉ひとつひとつがパンとはじけ、心に響きます。自分スタイルを貫き、結婚とは縁遠い主人公を香取慎吾が好演。オリジナリティの強い孫悟空や両津勘吉、得体のしれない殺人犯(『沙粧妙子 - 最後の事件 -』)など、ふり幅の広い香取慎吾が、すぐそばにいそうな人物を、自然体かつ大人の演技で楽しませてくれます。見終わった後に心があたたかくなる、やさしい物語です。
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『家族ノカタチ』
主演:香取慎吾
脚本:後藤法子
監督:平野俊一、酒井聖博、松田礼人
メインテーマ:ellie「Unpredictable Story」
令和の時代も、5人それぞれが俳優として新しい表情を見せてくれています。かつての作品を大切にしながら、まだまだ躍進を続ける彼らの名作を楽しんでみませんか?