埋没毛で皮膚科受診は稀……毛の流れのクセも影響

ムダ毛の自己処理・埋没毛に悩む女性のイメージ

ムダ毛の自己処理などが主な原因でできる埋没毛。まずは埋没毛ができないように上手に予防することが大切です

日本では埋没毛の治療を求めて皮膚科を受診する患者さんは稀です。症状が強くないからかもしれません。毛の流れのクセの強さは人種によっても差があるため、埋没毛は黒人に多いことが知られています。私に診療経験があるのも黒人の患者さんで、あごの埋没毛で痛みを繰り返されていました。顔以外でも、わきなど毛が多く、剃毛をするエリアに埋没毛が多いことは知られています。
 

埋没毛とは……原因は剃毛・好発部位は顔、わき、陰部など

埋没毛とは、皮膚から外に向けて生えていた毛が、外に伸びていく代わりに、皮膚の中に向かって生えてしまう現象です。剃毛などが原因で毛穴が皮膚で覆われてしまい、毛が外に伸びることができなくなることがあります。そうすると毛が皮膚の中に向かって生えてしまい、炎症を起こす原因になります。そうすると、痛みやかゆみ、不快感を感じるようになります。にきびのように赤くなり炎症を起こすこともあります。

毛を剃ることが主な原因のため、顔や首、わき、陰部などに多くみられます。
 

埋没毛は放置しても大丈夫? 自然に治まるケースも

埋没毛は自然に症状が引くことも多いですが、炎症を起こして赤くなったり、膿がたまったり、ニキビのようになることがあります。
 

埋没毛の自己処理法……スクラブ・ピーリングが効果的なことも

埋没毛を見つけたとき、毛抜きなどで無理に抜くと逆に炎症を起こすことがあるので、やめた方がよいです。炎症は自然に治まることもあります。毛を剃ることが埋没毛の主な原因のため、剃る場合は皮膚をできるだけ傷つけないようにすることが大切です。シェーバーを皮膚に押し当てすぎないようにして剃りましょう。

スクラブやピーリングで不要な角質を除去して、埋没毛を外に出してあげることが効く場合があります。
 

埋没毛で皮膚科を受診すべきケース・受けられる治療法

冒頭で皮膚科を受診されることは稀と書きましたが、埋没毛が原因で皮膚が炎症を起こして赤くなったり膿んだりしている場合は、抗生剤の塗り薬や飲み薬や他のニキビに使う塗り薬が使えますので、皮膚科の受診をご検討ください。
 

埋没毛の発生や再発を防ぐためには日常的な注意が大切

埋没毛は予防が肝心です。強く毛を剃り、皮膚にダメージを与えることが埋没毛の原因になりますので、同じ場所を何度も剃らないこと、強く押し当てて剃らないことなど、日常的に皮膚を傷つけない工夫をしましょう。

炎症を起こして痛みや不快感を感じる場合には、ニキビと同様の治療が有効なことがありますので、皮膚科を受診するといいでしょう。
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