節約/通信費の節約

位置情報サービスのサービス内容・料金を比較 通信で子供を犯罪から守る方法2(4ページ目)

いたずら・誘拐など子供を対象にした犯罪が増加する中、「位置情報サービス」は子供を守る力強い味方となってくれます。今回はいくつかのサービスの内容・料金などを徹底比較します!

執筆者:大串 明弘

 現場急行サービスがあるココセコム

いまどこサービスの場合、対象の位置を検索するだけがサービス内容ですが、ココセコムの場合、セキュリティー会社のサービスだけあり、いざというときのために「現場急行サービス」があります。これは、全国約2100カ所のセコム拠点より、訓練を受けた緊急対処員が対象の捜索をしてくれるというサービスです。犯罪に巻き込まれたときに、素人が現場に行くのは危険かもしれませんし、また対象が車両などで移動している事も多いと思います。ココセコムの現場急行サービスを利用すると、スタッフが一定時間毎に対象を検索し続けて位置を確認しながら対象に近づくため、効率良く対象を発見することができるシステムになっています。また必要に応じて警察への通報も行ってくれます。この辺は、セキュリティー会社ならではの“かゆいところに手が届く”サービスです。

ただ、現場急行サービスは別料金になっていて、1回1万円(1時間を超える場合は1時間毎に1万円加算)が必要です。普段はおいそれと使えませんが、いざというときにこういうサービスを利用できるか否かは大事な点だと思います。

 進化するココセコム

通信サービスを活用し、ココセコムは進化しています。

最近始まった新しいサービスのひとつが、通報サービスが利用できる端末のオプションサービスとして登場したのが「みつめてコール」。夜道を歩くのが不安な女性や子供には最適です。これはどういうサービスかというと、まず、端末を持っている対象者が、不安な夜道を歩き始める時に「みつめてコール」を開始させます。その後歩き始めるわけですが、ココセコム本体のバイブレーターが振るえたら電源スイッチを押して応答します。本体は一定間隔で振るえますので、以上がなければスイッチを押して応答し続けます。無事に夜道を通り過ぎたら「みつめてコール」を終了します。

夜道を歩いている時に何かが起こって、本体の振動に応答できなくなると、異常信号がオペレーションセンターに自動的に発信され、オペレーターが対応するという仕組みです。

もうひとつの新しいオプションサービスが「しらせてコール」(2004年2月よりサービス開始予定)。例えば、親が子供にココセコムを持たせるケースでは、子供の安否が気になった時に、端末を持っている子供ではなく親が「しらせてコール」をホームページから開始します。すると本体のバイブレーターが振動するので、子供がスイッチを押して応答することにより安否が確認できるというものです。一定時間内に応答があったかどうかは、ホームページで確認できます。応答がなければ、位置情報を確認したり、場合によっては現場急行サービスを要請したりすることもできます。

うれしいのは、これらのオプションサービスがそれぞれ基本料金+100円で受けられる点です。

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