「卒対(そつたい)」とは、正式には「卒業対策委員会」といい、子どもの卒園や卒業を祝うPTA活動のひとつです。誰がどんな活動をするのか、経験者のエピソードもまじえながら紹介します。
卒対・卒業対策委員会

卒業対策委員会(卒対)は、卒園・卒業を祝いPTA活動


【卒対 目次】  

卒対とは?卒業・卒園を祝うための保護者の集まり「卒業対策委員」

卒対・卒業対策委員

子どもの卒業・卒園を保護者の立場で祝う「卒業対策委員」、略して「卒対」

「卒対」(そつたい)とは、「卒業(卒園)対策委員会(委員)」の略。子どもの卒園や卒業を祝うための保護者の集まりをさし、PTA活動の一つとして位置づけられています。

卒対の主な仕事は、
  • 謝恩会の企画や運営
  • 卒園・卒業アルバムの制作
  • 卒園・卒業記念品の準備……など
その他、会計係、書記係、保護者への連絡係をもうける園や学校もあります。

卒対メンバーのまとめ役である「卒対委員長」は、メンバーからの推薦or自薦で決まり、活動状況の把握、園や学校の先生との調整、謝恩会当日の保護者代表挨拶などの役割を担うことが多いです。リーダーとしての資質が問われる重要な役割でもありますが、あえて委員長職をもうけず、メンバー全員が同等な立場で活動を行うことも
 

卒対ネガティブ派が多い、と思いきや……

卒対・卒業対策委員会

卒対では、何気ないひと言がトラブルの火種になることも

卒対(卒業対策委員)の選出時期は、子どもの卒業・卒園の前の年度の秋から冬くらいが一般的。人数も選出方法も、園や学校により異なりますが、小学校の場合は、次年度のPTA役員選出会の席で、自薦or他薦を募る場合もあります。

卒対の活動は、ボランティアであることに加え、活動に参加することにより
  • 自分の時間がさかれる
  • 意見の対立をめぐってもめごとに巻き込まれることがある
などのデメリットも。

PTA活動と同様、「マジ大変!」「できればやりたくない!」など、ネガティブにとらえる人も少なくありません。

しかし、「子どもの卒業(卒園)を祝いたい!」という純粋な気持ちから、仲良しの保護者同士で立候補するなど、“ポジティブ派”もいます。

それぞれの学校や園の方針にもよりますが、やり方次第で“まかされる”部分も少なくないもの。
メンバーや関わり方次第で、子どもの卒業・卒園をより思い出深いものにできるPTA活動ともいえると思います。
 

「卒対ってマジ大変……」だけど「楽しかった!」の声も

卒対(卒業対策委員)の活動の大変さとは、実際のところはどうなのでしょうか。
アルバム制作も大切な仕事

アルバム制作も大切な仕事

筆者は、卒対(卒業対策委員)の活動内容や関わり方のコツをまとめた「卒対を楽しくラクに乗り切る本」の制作のため、卒対経験者106人にアンケートを行いました。

「卒対の活動は大変でしたか?」の質問に対し、「YES」と答えた方は、約90%。しかしその反面、「卒対の活動、やってよかったと思いますか?」の質問に対し、「YES」と答えた人も、約90%。

卒対経験者の多くが、「大変だけど、やって良かった」と思っていることがわかりました。

大変だった内容トップ3は、
  1. 仕事や家庭との両立
  2. 保護者同士の人間関係
  3. 園や学校の先生への確認や調整

やって良かった内容トップ3は、
  1. 子どもの卒業・卒園にしっかり向き合うことができた
  2. 仲間と力を合わせ、楽しみながらできた
  3. アルバム制作などの活動を通し、新たなスキルが身についた

苦労が多いかもしれませんが、卒対には「子どもの卒業・卒園を祝う」という明確な目的があります。卒対の活動は、3月の卒業式・卒園式に向けて、年度始めの4,5月くらいから始まります。
ある程度心の準備をして臨み、メンバーに恵まれれば、充実の1年となるのではないでしょか。

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