卒対とは? どんな活動をするのか紹介!
卒業対策委員会(卒対)は、卒園・卒業を祝いPTA活動
<目次>
卒対……卒業・卒園を祝うための保護者の集まり「卒業対策委員」
「卒対」(そつたい)とは、「卒業(卒園)対策委員会(委員)」の略。子どもの卒園や卒業を祝うための保護者の集まりをさし、PTA活動の一つとして位置づけられています。卒対の主な仕事は、
- 謝恩会の企画や運営
- 卒園・卒業アルバムの制作
- 卒園・卒業記念品の準備……など
卒対メンバーのまとめ役である「卒対委員長」は、メンバーからの推薦or自薦で決まり、活動状況の把握、園や学校の先生との調整、謝恩会当日の保護者代表挨拶などの役割を担うことが多いです。リーダーとしての資質が問われる重要な役割でもありますが、あえて委員長職をもうけず、メンバー全員が同等な立場で活動を行うことも。
卒対ネガティブ派が多い、と思いきや……
卒対では、何気ないひと言がトラブルの火種になることも
卒対の活動は、ボランティアであることに加え、活動に参加することにより
- 自分の時間がさかれる
- 意見の対立をめぐってもめごとに巻き込まれることがある
PTA活動と同様、「マジ大変!」「できればやりたくない!」など、ネガティブにとらえる人も少なくありません。
しかし、「子どもの卒業(卒園)を祝いたい!」という純粋な気持ちから、仲良しの保護者同士で立候補するなど、“ポジティブ派”もいます。
それぞれの学校や園の方針にもよりますが、やり方次第で“まかされる”部分も少なくないもの。
メンバーや関わり方次第で、子どもの卒業・卒園をより思い出深いものにできるPTA活動ともいえると思います。
「卒対ってめんどくさい…」だけど「楽しかった!」の声も
アルバム制作も大切な仕事
「卒対の活動は大変でしたか?」の質問に対し、「YES」と答えた方は、約90%。しかしその反面、「卒対の活動、やってよかったと思いますか?」の質問に対し、「YES」と答えた人も、約90%。
卒対経験者の多くが、「大変だけど、やって良かった」と思っていることがわかりました。
大変だった内容トップ3は、
- 仕事や家庭との両立
- 保護者同士の人間関係
- 園や学校の先生への確認や調整
やって良かった内容トップ3は、
- 子どもの卒業・卒園にしっかり向き合うことができた
- 仲間と力を合わせ、楽しみながらできた
- アルバム制作などの活動を通し、新たなスキルが身についた
苦労が多いかもしれませんが、卒対には「子どもの卒業・卒園を祝う」という明確な目的があります。卒対の活動は、3月の卒業式・卒園式に向けて、年度始めの4,5月くらいから始まります。
ある程度心の準備をして臨み、メンバーに恵まれれば、充実の1年となるのではないでしょか。
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