最速で100万円を貯めるには?
これまで、「100万円貯まったら考えるべきこと」「貯金が1000万円突破!さらに資産を増やす次の一手」といった記事を書いてきました。とはいえ、「最初の100万円をどうやって貯めればよいか分からない!」という方もいるはずです。そこで今回は、「最初の100万円を貯める鉄板の流れ」について解説します。
100万円までの鉄板は「家計の見直し」に尽きます。昔、家計の見直し方については、ガッツリまとめた記事を書きました。この記事を元に、今回はさらに簡素な「支出の見直し」→「収入の見直し」の2ステップを解説していきます。
最初の100万円を貯める2ステップ
ステップ1:支出の見直し
てっとり早く貯金したい方はまず、支出を見直しましょう。貯金が100万円貯まるまでの手頃な方法としては、以下の3つが挙げられます。その1:保険料の見直し
その2:固定費の見直し
その3:ふるさと納税の活用
1つ目に検討したいのが保険料。保険は加入者全体からみて、「(金銭的には)得をできない仕組み」から成り立っています。
ちなみに、僕の場合は「国民健康保険」とマンション賃貸に必要な「火災保険」にのみ加入しています。それ以外は、割にあわないと考えて、浮いたお金を貯蓄に回すようにしています。
2つ目の実践的なテクニックとして、手始めに検討したいのが固定費の節約です。僕ら日本人の8割以上は、「電気代」や「通信費」を無駄遣いしています(1)(2)。これらの固定費を削減するだけでも、だいぶ支出を抑えられるでしょう。
3つ目は節税制度を利用した生活費の節約です。具体的にはふるさと納税を使う方法です。ふるさと納税とは、「好きな地域に寄付をして節税でき、しかもプレゼント(返礼品)ももらえてしまう」というお得な制度です。僕も愛用している制度で、ふるさと納税のおかげでずいぶん生活費を浮かすことができています。
ステップ2:収入の見直し
次に見直すべきは「収入」です。支出とは違ってすぐに増やすことはできませんが、工夫次第で増やすことができます。経済学者のロススタインのワーキングペーパー(3)によると、「世帯所得を左右する二大項目は『パートナーの収入』と『不労所得』!」なのだとか。貯金100万円未満の場合、不労所得で生活費を賄うのは現実的とはいえません。よって、まずは、「パートナーに働いてもらう(または自分が働きはじめる)」「パートナーの転職を手伝う(または自分が転職する)」といった点を検討してみましょう。
支出・収入の見直しで、着実に100万円貯金!
「支出を見直す」「収入を見直す」という2つのステップを踏襲することで、最初の100万円は達成できるはず。僕自身、大学生の頃に懸命にアルバイトをして、100万円を貯めたのがよい思い出です。貯金をすればするほど、どんどん貯金がカンタンになっていきます。逆に言えば、初めの100万円を貯金するのが一番難しいということでもあります。千里の道も一歩から。初めの100万円を達成するまで大変だと思いますが、この記事の内容をもとに、着実な貯金を目指しましょう。
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【参考文献】
- 資料:電力小売全面自由化の進捗状況について(資源エネルギー庁)
- 資料:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(総務省)
- ワーキングペーパー:Jesse Rothstein, 2018, "Inequality of Educational Opportunity? Schools as Mediators of the Intergenerational Transmission of Income", NBER Working Paper, 24537