どんな家庭でも、家計の悩みは尽きないものです。もしかすると、あなたも「家計を改善したい!」「でも、何から手をつければよいか分からない……」と悶々としているのでは?
 
そこで今回、家計を見直したいけどやり方が分からない! というあなたのために、家計を見直す4ステップをご紹介しましょう。この記事を参考に家計を見直すことで、劇的に家計が改善できると思いますよ。
 
4ステップは、下記の順番で進めていきます。
  • 手順1:支出の見直し
  • 手順2:収入の見直し
  • 手順3:借金の見直し
  • 手順4:資産の見直し
 まずは「支出の見直し」からです。詳細については、下記へお進みください。
 
家計見直し4つのステップ

4つのステップで家計を見直し!

 

手順1:支出の見直し 

手始めに見直すべきは「支出」です。収入はすぐに増やすことができませんが、支出はすぐに減らすことができます。てっとり早く家計を改善したい方は、まずは支出の改善を検討しましょう。
 
中でも注目すべきは、「意味のない支出を減らす!」という点です。なかなか気づいていませんが、ぼくらは思っている以上に無駄にお金を使っています。とくに顕著なのが、固定費や節税に関する意識です。
 
たとえば、ぼくら日本人の8割以上は、「電気代」や「通信費」を無駄遣いしています(1)(2)。だから、こういった固定費を削減するだけでも、だいぶ支出をおさえることができるでしょう。
 
ほかにも、90%以上の人は「節税のチャンスを逃している!」なんて話もあります。制度を知らないだけで、気づかぬうちに損をしている可能性がありますから、注意が必要です。
 
そのほか、心理学的に有効な節約術などもあります。詳しいことを知りたい方は、「科学的に正しいお金の使い方」にまとめてありますので、ぜひご参照ください。
 

手順2:収入の見直し 

次に見直すべきは、「収入」です。支出とは違ってすぐに増やすことはできませんが、工夫次第で増やすことができます。経済学者のロススタインのワーキングペーパー(3)によると、「世帯所得を左右する二大項目は『パートナーの収入』と『不労所得』!」なのだとか。ですから、収入を増やしたい!と感じた方は、この2つの方法を検討するのが効果的です。
 
具体的には、「パートナーに働いてもらう(または自分が働きはじめる)」「パートナーの転職を手伝う(または自分が転職する)といった点を検討してみましょう。あるいは、地方に住んでいる方は、住んでいる場所が所得を左右する!という研究もありますから、拠点をどこに置くかも考える余地があります。
 
また、「上手に貯金して不労所得を作る!」というのも有効な方法です。不労所得を作るのにはリスクが伴いますが、金利がほぼゼロ%の銀行に預けておくよりは、割のいい判断ではないでしょうか。
 

手順3:借金の見直し 

支出と収入の見直しが終わったら、次は借金を見直しましょう。借金は「ノーリスクでお金が減る不利なもの」ですから、基本的には返済を早めるのが得策です。借金を見直すときにすべきことは、2つあります。
 
1つは、「返せる分は早く返す」です。カードローンや自動車ローン、住宅ローンなど、お金は借りる時間が長引くほど、金利が膨らむので損です。だから、早めに返済するのがベストです。しかも、金利は資産運用で増やせるペースよりも早いことが多いので、「借金返済にまさる資産運用はない!」と覚えておくとよいでしょう。
 
もう1つは、「返せない分は借り換えを検討する」です。自動車ローンや住宅ローンなどは、長期間にわたって借金を返済することになります。ですから、金利による支出が増えることになります。少しでも金利が有利な融資先がある場合は、借り換えも検討する価値があるでしょう。
 
以上の2点を優先し、「借金を返し切るまでは資産運用はやらない」のが得策です。
 

手順4:資産の見直し 

借金の返済が完了したら、最後にすべきことが「資産の見直し」です。資産運用において最も重要なのは、資産配分です。Financial Analysts Journalに掲載された論文(4)によれば、「資産配分でパフォーマンスの8~9割が決まる!」というのが資産運用の基本です。
 
投資商品を買ったり売ったりすると損をしやすいことも分かっていますから、資産運用においては「資産配分に気を遣って、放ったらかしにしておく」のが無難でしょう。個人的にオススメなのがインデックス投資です。投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も遺言に書くほどの運用術ですから、この方法を利用するのが手堅いでしょう。
 
とくに、失敗をしたくない!という方は、カウチポテトポートフォリオによる資産配分が無難だと思います。これから資産を運用しようとしている方は、検討してみるとよいでしょう。
 

まとめ 

「支出を見直す」「収入を見直す」「借金を見直す」「資産を見直す」。この4つのステップを踏襲することで、家計は見違えるほど改善するはずです。

ただし、この記事を読んで「なるほどね」と満足するだけでは、何も変わりません。大切なのは行動に移すことですから、この記事で学んだことを決して埋もれされないでくださいね。
 
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【参考文献】
 
  1. 資料:電力小売全面自由化の進捗状況について(資源エネルギー庁)
  2. 資料:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(総務省)
  3. ワーキングペーパー:Jesse Rothstein, 2018, "Inequality of Educational Opportunity? Schools as Mediators of the Intergenerational Transmission of Income", NBER Working Paper, 24537
  4. 論文:Gary P. Brinson, L. Randolph Hood, and Gilbert L. Beebower, 1986, "Determinants of Portfolio Performance", Financial Analysts Journal, 42(4), pp. 39-44
  5. プレスリリース:Berkshire Hathaway Inc, 2013, "To the Shareholders of Berkshire Hathaway Inc.:"(バフェットからの手紙)
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