コミックイラストを描くなら「SAI」(3ページ目)

「SAI」で高度な絵を描くには

「SAI」は優れたペイントツールですが、言うまでもなく描き手の実力がなければ宝の持ち腐れになります。

あらかじめタブレットを使ってコンピュータで絵を描くことに慣れている人ならまだしも、「これから」という人には若干、敷居の高いソフトといえます。

そこで初心者が「SAI」でうまく絵を描けるようになるために有用と思えるツールを紹介します。

■書籍「SAIですぐデキる！スーパーペイントテクニック」

購入はこちらから

2009年3月に改訂されたばかりの、「SAI」の参考書です。ペイントツールの基礎知識や「SAI」の機能をひととおり解説するだけでなく、グラフィックのプロによる描画テクニックの紹介、付録のCD-ROMには自分が絵を描くときに転用できるテクスチャなどが満載。開発元のサイトで紹介されている、いわば「公式ガイドブック」的な本です。
■書籍「デジ絵を簡単マスター ペイントツールSAI スーパーテクニック」

購入はこちらから

ペイントツールを使うのが初めて、という場合はこの本から始めることをおすすめします。基礎的な操作から丁寧に解説してあるほか、付属のCD-ROMでは制作過程の作品が収録されているので、自分でプロの制作途中段階の状態をいじってみることができます。
■書籍　「SAI Illustration Technique」

東大卒のイラストレーター、井上のきあさんによる「SAI」のテクニック解説集です。基本操作から一歩進んだ高等テクニックにも踏み込んでおり、中級者がさらに上を目指すうえで有用でしょう。

■Webサイト

「SAI」についての情報が掲載されたWebサイトです。描画テクニックを学ぶうえではやはり書籍に軍配が上がりますが、ライセンスの購入やインストールといった、コンピュータ技術的な問題・疑問についてはこちらのほうが解決しやすいでしょう。

• ペイントツールSAI 掲示板…開発元が提供する掲示板。この掲示板のやりとりにひととおり目を通せば、不明点はかなり解消されることでしょう。
• ペイントツールSAIユーザーFAQ…購入からインストール、基本操作、、、と、「SAI」デビューの人間が辿る作業手順どおりにこまかく解説されています。特に、購入方法の解説は、お金が絡むだけにありがたいですね。
• ペイントツールSAI @Wiki…有志が集まってつくる、「SAI」の操作マニュアルです。

「SAI」のライセンスを購入する

「SAI」は、31日間の試用期間を超えて継続使用するには料金を払って、ソフトを使う権利（ライセンス）を購入する必要があります。

次のページでは、「SAI」の購入方法についてガイドします。