節約の仕分けをする
お金が足りないから節約しなければと、急に節約に励む人がいます。このように突発的にスタートすると、すべてのことに対して節約しようと思ってしまい、挫折しやすくなってしまいます。金銭的なピンチが訪れた時は、まず何をどのように節約するべきかを考えることから始めてみましょう。節約するのならできるだけ無理なく、継続させていきたいもの。そのためにするべきことは、節約の仕分けをすることです!
仕分けでやるべき“策”が見えてくる!
節約の仕分けとは、使い道の重要度をレベル分けし、優先してお金を確保すべきものを選んでいくという方法です。つまり、優先しなくてもよいものを節約の対象にするのです。たとえばA、B、Cの3つにランク分けした場合です。子供の学費や通学費、通勤費はA、食費や水道光熱費はB、レジャー費や交際費はCと仕分けしたら、節約すべきはCのお金からです。Cは命に係わることではありませんし、すぐに必要になるお金でもありませんので、後回しにしても大丈夫ですよね?
Bは日常生活に密接に関わる支出ですが、食費は自炊の頻度を増やす、底値買いを実践するなどで支出を抑えることができますし、水道光熱費は契約プランの見直しや使い方を注意することで抑えることができる支出です。
残るAは、自分では支払う時期も金額も調整できない支出です。支払うべきタイミングで支払えるよう、準備しておかなくてはなりません。
仕分けにルールはなく、「これは自分にとって欠かすことのできない支出だ」「この支出は来月に回しても大丈夫」など、人それぞれにお金の使い道は違うと思います。今一度、自分とって必要なお金は何かを考えてみてください。
続けるには、楽しくやるのが一番
何もかもを節約するとなると、ちょっとしたきっかけで止めてしまうことがあります。仕分けに沿って節約する、節約できたときには自分にご褒美を与えるなどして、できるだけストレスを溜めず、ゲーム感覚で行えるとよいですね。家族と暮らしている場合は、家族みんなの協力が必要です。特に子供がいる場合は、レジャー費を削りにくいかもしれませんが、お金をかけずに楽しめることをみんなで考えてみてください。
家族が集まってミーティングする、行きたい場所、やってみたいことを各自プレゼンすれば、それ自体がイベントになりますよ。いつもよりも少しグレードアップした食事やおやつを準備するだけで、気分は盛り上がります。
大切なのは発想の転換! 節約は強いられるものではなく、自主的にしたいと思えることが長続きさせるコツなのです。今、がんばれば楽しいことが待っているという「目の前の人参」が効果を発揮します。
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